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(オレ、今いいこと言った)



2004年08月12日(木) 実話だったのか。。。

現実は厳しい。
下の内容を読んだら、映画なんて観れないのではないかと思うくらい凄惨でバカげた話だ。
だが、実際に起こってしまったことである。
長男は生きていれば31歳だそうだ。オレと同年代じゃないか。
自分の両親の有り難味を知る。

<<これから下のテキストは非常に目を背けたくなるような事件です>>



◆巣鴨子供置き去り事件(映画『誰も知らない』の元になった実話
 1988年に起こった事件である。
 ことの起こりはここから15年前、ある男女が同棲したところから始まった。女は男が役所に婚姻届を出したと思い込んでおり、自分たちは夫婦だと認識していたが、実はそうではなかったのである。
 子供が生まれ、出生届の提出をまた男に頼むが、このときも彼は「出した」と口では言ったものの、役所には足も踏み入れていなかった。ある時期までは男がきちんと給料をもらってきていたので生活に破綻はなかったが、彼がほかに女を作り、会社の金を使い込んだうえ蒸発してしまってからはすべてが一変することとなる。

 ほぼ同時期、長男は小学校へあがる年であった。が、いつまでたっても就学通知がこない。おかしいな、と思いつつ母親が手をこまねいているうちに入学時期は過ぎてしまった。ようやく母親が重い腰をあげて役場へいってみると、そこでやっと事実があきらかになり、彼女は愕然とする。自分はまだ未婚なばかりか、家にいる子供は戸籍のない「幽霊児」なのであった。
 本来なら彼女はここで福祉事務所なり児童相談所なり、どこかの窓口を訪れるべきであったろう。しかし彼女の念頭にそんなことは思い浮かばなかったし、アドバイスしてくれる人もなかった。彼女は以後、すべてを嘘で固めて生きていくことになる。
 事件発覚後、彼女が周囲についていた嘘もいっしょに暴かれたが、それは悲しいと言ってもいいものばかりである。いわく、
「わたしは慶応大学を出て、いまは三越の外商部に勤務しています」。
「亡くなった夫は外交官でした」。
「息子は立教中学に通っています」等々……。
 そして、マンションへ入居の際には「これ、うちの職場で扱っているものですけど」と言って、三越の品物を隣近所に配り歩いたりもしていたという。
 その後も彼女は何人かの男性と知り合い、妊娠しては自宅出産するということを繰り返した。出生届は一度も出していない。
 結果的に彼女が産んだ子供は5人。そのうち次男は病死したが、なにしろ戸籍がないので埋葬届も得られないし、第一「生まれてもいない」とされているものをどうやって「死んだ」と届ければいいのか。――結局このときも、彼女はすべてが明らかになるのを怖れて、隠匿に精を出すことになる。
 彼女は次男の死体をビニールでくるみ、消臭剤を入れて押入れに入れた。長男はそんな母親をみて育ち、下の子たちの面倒をみながら大きくなっていく。母親は長男を「とてもしっかりした子」と思い、下の子の世話を全面的に任せ、自分はデパートの売り子をして給与をもらい、子供たちを食べさせていた。

 しかしまた生活を一変させる出来事が起こる。
 1988年1月、母親に新しい男ができた。それだけなら過去何度も起きていたことだが今回は大きく違った点があった。彼女はその男と同棲するため、子供たちをマンションに置き去りにしたまま、出ていってしまうのである。
 彼女は家を出る際、長男に
「妹たちのことをお願いね。おかあさん、たまに様子みにくるから。お金は書留で送るわ」と言っている。
 当時、長男は14歳。妹3人はまだ7歳、3歳、2歳であった。

 母親が毎月仕送りしていた額は7〜8万だったという。あとはたまに電話をしたり、駅のマクドナルドなどに長男を呼び出して「家の様子はどう?」と訊く程度で、いつも子供たちの住むマンションには寄ることなく、彼女は男と住む家へ帰っていた。こうして子供たちだけの閉鎖された環境ができあがっていった。
 学校にも通わず、存在を秘匿された人間だとはいえ、長男は妹たちのために買い物にも行かなくてはならないし、家に閉じこもっているわけにもいかない。あたりをふらふらしているうち、彼にふたりの友達ができることとなる。
 ひとりはAといって、家庭が複雑なこともあり学校にもほとんど通っておらず、のちにはこの家に居候同然のかたちで住みついていた。もうひとりのBは家庭もあり、学校にも通っていたが攻撃性が高く、学校帰りにはほとんどこの家に寄り付いていたという。
 いかに長男が歳のわりにしっかりしていたとはいえ、しょせんは14歳である。幼い妹たちに食べさせるものは菓子かカップラーメンか、冷凍食品。家の中は汚れてくるし、下の妹ふたりはまだオムツをあてているが、マメに換えてやっていたのは最初のうちだけで、金が乏しくなってくれば新品も買えない。2ヶ月もたつと、1日1回換えればいい方、という有様になっていた。
 妹たちは発育盛りにちゃんとしたものを食べていないから、栄養不良で動作は緩慢だし、臭いし、しょっちゅうむずかる。
 長男はたしかに妹たち思いの子ではあったのだが、そういった毎日がつづくうち、だんだん「面倒くさい」「うとましい」という思いが先に立って、家に居ついた友達ふたりを優先させることが多くなってきていた。そんな中、事件は起こった。

 4月21日。Bが買い置きしておいたカップラーメンがなくなっており、空腹になった妹のうち誰かが食べたのだろうということになった。Bが問いつめると、どうやら三女が食べたらしい。怒ったBはまだ2歳の三女を殴って折檻した。この折檻には、長男とAも加わったようだ。
 ひとしきりそれが収まると、今度は三女がお漏らししたらしいことがわかった。Bがまた折檻すると言い出し、今度は長男とAは「勝手にやれば」と言って、隣の部屋でTVを見ることにした。
 Bは押し入れの上の段から三女を何度も落とし、何度もやっているうちに面白くなって、頭から落としたり、わざと落ちてくるところに足を出して腹を蹴りあげたりしはじめた。三女はボールのように蹴りまくられ、ぎゃあぎゃあ泣きわめく。その声が面白くてまた蹴る、の繰り返しで、行為はだんだんエスカレートしていった。
 ふっと長男が気づくと、隣室が静かになっている。覗いてみると三女がぐったりしてBの足元に倒れていた。
「大変だ――これ、死んじゃうかも」
 救急車、それともお母さんに電話、といろいろ考えるけれど、救急車を呼べばすべてが発覚してしまうし、お母さんに電話しても怒られるだろうし、結局どうすればいいかもわからないまま、見よう見真似の人工呼吸を施したり、布団をかけて体をあたためるなどした。それを後目にBは「7時だし、家に帰らなきゃ」と言ってさっさと退散してしまった。
 翌朝、長男が目ざめてみると三女はもう冷たくなっていた。
 死んだあとの処置はといえば、母親が次男が死んだときにやっていたことを真似るしかない。ビニール袋に死体を入れ、消臭剤を入れて押し入れにしまいこんだ。しかし消臭剤の量が足りなかったのか、たちまち臭くなり、ここに置いてはおけない、ということになった。
 26日、長男とAは三女の死体をボストンバッグに詰め、電車で秩父市の公園に行った(このときもBは責任のがれをして、ついてこなかった)。秩父を選んだのは昔Aが遠足に来たことがあるからと、長男が「妹に山を見せてやりたいから」という理由だった。ふたりは駐車場脇の雑木林に死体を捨て、上を木の葉や枝で覆った。

 7月に入って、「どうもあそこは子供たちだけで暮らしてるようだ」と大家が警察に通報。警察から福祉事務所に連絡がいき、相談員が訪問すると、子供が3人遺棄されているのが発見された。とくに長女と次女は栄養失調で衰弱がひどく、ただちに保護された。なおAとBはこのとき、この家にはいなかった。
 警察の家宅捜査の結果、次男の死体が押入れから発見される。事件はまたたく間にマスコミにも広がり、TVや新聞での報道がされる一方、母親への「どこにいるのか」という呼びかけが起こった。
 報道をみた母親は「これはひょっとして、私のこと?」と思い、警察に出頭。子供たちに引き合わされ、そこで初めて
「三女がいない。子供がひとり足りない」
 ということがわかった。
 まず母親が保護者遺棄、致傷で起訴。次女は全治1ヵ月半という重度の栄養失調だったため、さらに致傷罪が追加され、懲役3年執行猶予4年の判決がおりた。
 長男は三女に対する傷害致死、死体遺棄で起訴。しかし事情聴取するうち、A・B(とくにB)の関与が大きいことがわかり、長男には同情する余地が大きいとして、A・Bふたりは救護院送致(のちにBのみ保護観察で済んだ。この差は裁判官の認識の差とみられる)、長男は養護施設に送られ、そこから学校に通うことになった。
 長女・次女も保護センターから養護施設に送られるものの、この2人はのちに母親に引き取られている。長男がどうなったかは、資料不足のため、筆者にはわからないのが残念である。


【誰も】巣鴨子供置き去り事件【知らない】(2ch既婚板)

12 :可愛い奥様 :04/08/08 00:04 ID:ZMasODlO

母親は起訴されましたが懲役3年執行猶予4年。すぐ保釈。
妹2人(?)は母親&同居男(その後夫)に引き取られましたが
オニーちゃんは傷害致死で養護院送りになりました。
母は面接に月一くらいはきていたそうです。
母の弁護をした若穂井透弁護士によるとホントに機転の利くいい子だったそう。

就学すらさせてないのに「息子は立教へ行っている」といいまわってたようで
息子も警察が入ってきたとき「立教へ行っている」といったそうです。

この母はちょっとオツムが弱い人なんかな?
歌手を目指して上京してみたいだけど。

といってももう16年ほど前の事件だし
この子ももう30超えてるね。。

46 :43 :04/08/11 01:54 ID:MSp/NsGd
最近祖父母(結構お若いんです)から頂いた手紙では
長女は就職し、二女は専門学校に通っているそうです。
とても明るく元気に暮らしているそうで安心してます。

母親はどこかで男性と暮らしているらしい。
姉妹は未だに母親のことは何も話さないって。

木造アパートの人情があったからわかったことかなーなんて思う。
祖父母からお手紙を頂けるのも。

59 :可愛い奥様 :04/08/11 19:10 ID:DenbA4dx
>56
最初の発端はよく遊びに来る長男の友達が、この妹に自分の
お菓子だかなんだかを食べられて、それをとがめたことじゃないかな?
長男はその友達に同調して、一緒に罰として暴力をふるって最後に
布団蒸しかなんかにして死んじゃったみたいだよ。
評論家の山崎哲が「この友達は長男にとって唯一の社会へつながる
チャンネルだったはずだ。それを失うのが怖くて、友達に同調し、
暴力がエスカレートしたのではなかったか」と言ってました。

60 :可愛い奥様 :04/08/11 19:23 ID:OKhx3LMB
今でもよく覚えてるけど、

当時14歳の長男は、ひらがなとカタカナはわかるけど、
漢字は書けなかったとか。自分の名前も…だったかな。

事件発覚後、祖父母に連絡したら、娘(問題の母親)はずいぶん前に勘当した、
娘はもちろん孫も自分たちとは関係ない、と答えたんだよ。

61 :可愛い奥様 :04/08/11 19:24 ID:91tJX4OR
その友達2人も自分の家には寄り付かず、長男宅に入り浸りだったんだよね。
妹達が「お兄ちゃんは悪くない。ごはんを食べさせてくれたし、優しい。」って
言ってたとか。長男も死んだ妹を埋めた所に何度も足を運んでたらしいよね。
どうすればいいかわかんなかったんだろうな、きっと。

最初に母親とつきあっていて出生届を出したと嘘ついた男は
今ごろどうしてるんだろう。
過去のことなど忘れて平凡に生きてるんだろうか。

68 :可愛い奥様 :04/08/11 20:36 ID:vCj2yt+Y
>64
親戚づきあいのちゃんとした一族でも
どっかの家でいきなり両親があぼーんして子供だけ残った、なんて場合に
「子供を引き取って育てることは別問題」と、
親戚の誰も子供の養育を引き受けないなんてのもよくある話。

存在さえ知られてない子供が
いきなり、しかも複数「孫でござい〜」とひょっこり出てこられても
精神的にも経済的にも受け入れは無理なのは仕方ないんじゃない?

69 :可愛い奥様 :04/08/11 20:56 ID:8fOdId59
同情だけじゃ、他人(みたいな関係)の子供なんて育てること出来ないよね。

70 :64 :04/08/11 20:56 ID:GgZo2OdL
>>68
そりゃ、我が子もろくに育てられなかった人達に
孫の面倒を見ろなんて無理なのはわかってるよ。

でも、無責任だと思わない?
勘当したので娘も孫も関係ありません。
無理なので仕方ありません。で済む話じゃないと思うが。

我が子が子供殺してるのに。

71 :可愛い奥様 :04/08/11 20:57 ID:w8IHe5CT
>>67
母親はほとんど子供の世話をせずに優雅に近所の喫茶店で朝食食べていたとか。
確か愛知県の事件だったような。違ったらスマソ。

72 :可愛い奥様 :04/08/11 20:57 ID:eJr4NihG
http://www.jcap.org/Log-List/log012.html
1/4/3 (火)

● <殺さないで>兄姉「よその子みたい」=児童虐待という犯罪

73 :可愛い奥様 :04/08/11 21:20 ID:eJr4NihG
私の記憶が確かなら・・・
その兄弟の虐待を受けて死んだ子のあと、
また子供が出来てたと思う。
そして、その子は育ってたと思うが・・・。

そんな環境で、また子供を作る両親ってなんなの?
特に母親。池沼なのかな。

74 :可愛い奥様 :04/08/11 21:21 ID:aYAuDYi/
この事件の下の子供は戸籍もなかった気がする。

75 :可愛い奥様 :04/08/11 21:24 ID:8fOdId59
事件当時、子供全員戸籍なしでは?

76 :可愛い奥様 :04/08/11 21:39 ID:FT/6a7Ex
>>63
だ、だめだよぅ、そういう話・゚(つД`)゚・。
子供が産まれてからというもの、そういう話すぐ泣けちゃうんだよぅ・゚(つД`)゚・。
1歳の赤ちゃんが死んだフリするなんて…悲しすぎる。
子供って、環境と場合によってそんなに残酷になれるものなんだね。


77 :可愛い奥様 :04/08/11 22:21 ID:rLTGkczL
>76
「生きる」本能がそうさせているんだろうね。


78 :可愛い奥様 :04/08/11 22:25 ID:KNHwFKiE
>>70
気持ちはわかるけど、勘当しちゃうなんてよっぽどのこと。
親でもうんざりしちゃう娘っていると思うんだよね。
これ以上かかわりもちたくなかったかもよ。
当時は。

でも、孫たちとその後どんなつきあいをしてきたか
私たちにはわからないからね。

79 :可愛い奥様 :04/08/12 00:00 ID:a3XbpNWl
この事件の母親みたいな人は、なんの躊躇もなく子供が産めるんだね。
なんか自信がなくて悩んでる自分がアフォらしくなってくるよ。

80 :可愛い奥様 :04/08/12 00:51 ID:6IMAocLf
>>58
そそ。
んで裏の公園でよく遊んでた。
今もマンソンあるよ。

81 :可愛い奥様 :04/08/12 01:13 ID:eZEWTvS2
この母親、両親に勘当させられたってことだけど
彼女自身は一体どういう育てられ方したんだろ。
自分の産んだ子を長い間置き去りにできる神経考えると
彼女自身も愛されて育ってなかったのかな。

82 :可愛い奥様 :04/08/12 03:27 ID:yj0Eg8gz
あたしもこの事件の物件、見たよ。今はミニストップかもしれないけど、
当時はパンプキンつうコンビニだった様な‥。
あと長男が入り浸っていたとされる駄菓子屋さんもよく行ったし。
まだ、あるのかな。

83 :可愛い奥様 :04/08/12 06:33 ID:7pQ2wSu7
>>80

サンクスでつ。by>58

という事は映画の中の「新撰組」は「ミニストップ」だったのか
そこでお湯や残り物のお弁当もらったりしてたのかな?

あと当事者のドキュ母とお話されたと言う事ですが宜しければもっと詳しいレビュー聞きたいでつ。
出来ればヤギラ演じた長男の事とか...

84 :可愛い奥様 :04/08/12 06:42 ID:7pQ2wSu7
>>83 訂正!

ゴミン。
「ミニストップ」じゃなくて当時は「パンプキン」だったのね!

>>82 を読んでなかったスマソ。


85 :可愛い奥様 :04/08/12 07:25 ID:saxdEg4H
で、映画はどんな結末になってるの?
まさか現実のままじゃないよねぇ。
けなげなコドモ達の成長ストーリーにするったって
事件があまりにも悲惨で、感動に持っていきようがない。
長男とその友達云々は全く描かれないんだろうね?

87 :可愛い奥様 :04/08/12 08:51 ID:IbqylPeB
普段涙しない作家石田衣良が、ひとりで観ていたら絶対号泣していた
後半は涙なしには観られないと新聞に書いてたくらいだから
相当悲しい仕上がりになってるみたい
実際、切ない話なんだけど

88 :可愛い奥様 :04/08/12 10:08 ID:saxdEg4H
切ないってか、ドキュに育った長男と
類友で集まったガキが小さな妹を虐待したて殺したんでそ?
これじゃ、カンヌで賞は取れないよねぇ。
一体、どんな結末になるんだろう。

巣鴨●誰も知らない●置き去り(2ch育児板)

57 :名無しの心子知らず :04/08/08 04:18 ID:MJQUoJKM
こわくって、もうこの映画絶対見られない。
2歳・3歳の子をおいて、どうして愛人宅に行くことができるの?
4歳と1歳の子がいるけど、数十分だって置き去りにできないよ。

この事件の2歳の三女、最後の日はどういう気持ちで過ごしたんだろうね。
ひもじい・こわい・痛い・辛い、そういう感情しかなかったんじゃ…
そう思うと切なすぎる。ずーっと、ママ帰って来るの待ってたんだろうな…
ニュー速なんかの虐待スレをたまに覗くと
「子供産むの免許制にしろ」
とか、極論が出てることもあるけど、そう思ってしまう気持ちも理解できるよ。


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