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リンクフリー、辞めてもいい?(苦笑) | ||
今朝、鏡を見たら、白髪の鼻毛が一本あって、早期退職を真剣に考えました(挨拶) http://www.nagabuchi.or.jp/live02-yokosta/index.html 『OK!9.7横浜スタジアムだな!!』それが今回の壮大かつ、狂気(喜)な物語の始まりだった。 『ジャンプする前に一度しゃがむんだよ!お前!』 との言葉通りのふらつかない体勢で激しいリハーサルをこなし当日に望んだ。 【なぜ、そして、どこのボタンを押すとこれだけのエネルギーで5時間もの長い山道を走りきれるのだろうか?】 予報では、雨。 しかし降り出した雨達もがスタジアムの上で立ち止まった。 そしてそのパワーは衰えるどころかますますレッドゾーンを振り切り、今にも破裂寸前状態であった。直線距離にしたら100メートル強のステージを右へ左へ何度往復したことだろうか。 次に起こる事もスタッフ全員が予想も出来ず彼を穴が開くほど見るしかなかった。 ちょっとした手の動き、首の向き、歩く方向…… そして一瞬のアイコンタクト。 スタッフも加えると7万個近い目玉の中に彼は自分を置いた。そして7万個の目玉の視線をもかいくぐるかのように走り、叫び、吠え、そして感動という言霊を確実に7万個の目玉と7万個の耳に命中させたのである。 【突然の客に向けての放水発射】 予想もつかない動きは、雨達すらも驚くほどの客に向けての熱い水発射であった。 「俺にかけてくれ!!」と興奮し泣きながら叫ぶ男達の群れに長渕は発射口を容赦なく向け、これでもか!これでもか!と放水した。水も涙もぐしょぐしょだ。そして今度は、俺だと言わんばかりに自分の頭上から真下へ水をかぶる長渕。 拳を上げる客にまた放ち、自分でかぶり、客に放ち、発したい全てを水に託しまき散らし、 ずぶ濡れになる客と長渕。 このシーンだけでも私はなぜかジーンと涙が突き上げてきた。 【女性ファンをステージに上げ、腰を抱きスィングした。】 次にステージ中央から上手にのびた客席までのスロープを走り、 『俺の太陽』の曲中、一人の女性ファンをステージに上げたのだ。そして一緒にダンスをした。(…と簡単に言葉で書いてしまうと伝わりにくいかも知れないが…。)まさに"秒"単位でのドラマであった。 曲は流れ続け、彼は、動き、跳ね、叫ぶ、その中でのご指名であった。 スタッフ達も予想すら出来なかった。 女性の腰が砕け落ちるほどスイングした。そして長渕は彼女を抱きしめた。 彼女も長渕を抱きしめた。その瞬間3万の観客が叫んだ!! 天まで届く"剛コール"が巻き起こった。 あと"3秒"我々の対応、判断、が遅ければ、必ず彼は、ステージから降りていただろう。そして考えると震えがくるが客にもみくちゃになり最悪公演中止になっていたかも知れない。 "秒殺"という言葉が頭をよぎった。 一緒に踊った彼女は、 もう一生誰ともダンスはしないだろう。 ふみひこ
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