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リンクフリー、辞めてもいい?(苦笑)
心の中にリンクを張ってください
(オレ、今いいこと言った)



2004年04月12日(月) ハルキ日報/焼いて!(笑)

「完璧な仕事などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」

僕はいつものようにパソコンの電源を入れ、いつものように2ちゃんねるという掲示板を開いた。この日本人の歪んだ悪意を一手に引き受ける匿名掲示板では今日もZ武くんの死亡を報せるスレが立っていた。いつものように僕は冷蔵庫からビールを取り出すと、一気に飲み干した。OK。認めよう。僕もこの集団の一員だと。

バスケットボールというスポーツ。僕が多感な中学時代を捧げ、今の自分の中では完全に廃れてしまっていたスポーツを、僕は莫大なカキコの中をただ進み、取り戻そうとしている。バスケと言う名前を持った、昔少しだけ付き合っていたことがある彼女に話しかけるように。「おひさしぶり。相変わらずね」癖のある口調で彼女は言った。僕もひさしぶり、と答えた。そして僕らは、付き合っていたときと同じように話をし、食事をし、セックスをした。まるでそうすることがあらかじめ決まっていたみたいに。まるで最初から決まっていたようにだ。

僕は29歳で、その時は向ヶ丘遊園駅前にできたバーミヤンに座って、ドリンクバーの凍頂烏龍茶を飲んでいた。この店はジェイも鼠も知らないけれど、このどこにでもあるチェーン店は、どこか不安定な空気を絶えず僕に提供する春という季節から、僕を守ってくれる数少ない場所だった。春も秋も前途洋洋と前途多難の上下運動を永久機関的に繰り返す中途半端なバイオリズムを、僕の毛細血管の中にそっと染み込ませる。目の前のノートPCに広がる実績管理や速報ベース、WebEntryベースの数字を報せるエクセル画面。大戸屋の看板。手を繋ぎながら歩く専修大学生。そんな何もかもを、フランドル派の陰鬱な絵の背景のように見せていた。やれやれ。また会社か。僕は思った。











LOVE WAY/尾崎豊

ひどく煙たい朝に目覚めると俺は 何時しか何かに心が殺されそうだ
俺を捕らえる不可能な夢 偽善に染まる 答えはすぐに打ち消されて矛盾になる
LOVE WAY LOVE WAY
静寂の中の響きに 身体休み無く 心の傷みを蹴飛ばしながら暮らしてる
LOVE WAY LOVE WAY
貧しさの憧れに狂い出した太陽が 欲望の名を借りて 何処までも果てし無い

LOVE WAY 言葉も感じるままに やがて意味を変える
LOVE WAY 真実なんてそれは 共同条理の原理の嘘
LOVE WAY 生きるために与えられてきたものすべては
戦い争い奪って愛し合う LOVE WAY

全てのものが置き換えられた幻想の中で 犯してしまっている気づけない過ちに
清らかに安らかに生まれて来るもの すべての存在は罪を背負わされるだろう
LOVE WAY LOVE WAY
生き残るためだけの愛ならば安らかに 祈り続けても心は脆く崩されてく
LOVE WAY LOVE WAY
真夜中の街並みに狂い出した太陽が 欲望の形を変えて 素肌から心を奪ってく

LOVE WAY 何ひとつ 確かなものなどないと叫ぶ
LOVE WAY 足りないものがある それが俺の心
LOVE WAY 満たされないものがある それが他人の心
押されて流され愛は計られる LOVE WAY

いつも何かが違う 生きていくだけのために
こんなに犯した罪を 誰も背負いきれない

LOVE WAY 何かに裁かれている様な気がする
LOVE WAY 何かが全てを罪に陥れていく様だ
LOVE WAY 何かを償う事すら出来ないとしても
LOVE WAY 生き残るために愛し合う事はできるだろうよ

欲望の暗闇に 狂い出した太陽が
この狂った街の中で 慰安に身を隠す人々を照らし出してる

LOVE WAY 心と身体を支えている炎の欲望
LOVE WAY 全ての終わりを感じてしまう時にさえ俺は
LOVE WAY 生きる為に汚れていくすべてが愛しい
人間なんて愛に跪く LOVE WAY


闇の告白/尾崎豊

何ひとつ語れずに 蹲る人々の命が今日またひとつ 街に奪われた
憎しみの中の愛に 育くまれながら 目覚めると やがて人は大人と呼ばれる
微笑みも 戸惑いも意味を失くしてゆく 心の中の言葉など 光さえ奪われる

ただ独り 握り締めた引き金を引く

明日へと 全てを撃ち抜く ただ一人 答えを撃ち抜く

何ひとつ理由も知らず 悲しむ心への その哀れみは容易く消し去られてゆく
暖かな温もりに 手を伸ばしてみても 誰一人 心の中を知る者などない
ごらん この涙が滴るのを その意味と理由を
人が独りで生きられぬための悲しみなのに

疲れの中 弾丸を込め引き金を引く

誰に向け 今日を撃ち抜く ただ独り 答えを撃ち抜く

血にまみれて 汚れてしまう心 償う術もなく生きる
この世に生を受けた時から 人は誰もが

罪を背負い 何時しかやがて銃の引き金を引く

いつの日か 自分を撃ち抜く ただ独り 答えを撃ち抜く
明日へと 全てを撃ち抜く ただ独り 答えを撃ち抜く


汚れた絆/尾崎豊

俺たちは街の流れに すれ違う人混みの中で
まるで運命に 選ばれるように出会った

時が幾ら流れても 信じて見つめるものは
いつでも同じだと 誓い合う様に語り明かした

心の中を探り合えば 傷みと悲しさを覚え合う Oh
俺はまだ震えてる 二人を止めるものもなく
分け合う寂しさに 怯えた二人の絆が 凍えた風に吹かれてる

俺たちは気付かぬ振りをした 別々の人生の意味が
いつか二人を引き裂いてしまうことを
嘘だけは決して付かないと約束したときから 裏切りがやがて訪れた

ふと気付けぱ互いは互いを演じ 見つめ合うことすら出来ぬ Oh
俺はきっと忘れない 二人はこれで良かったのさ
今は汚れた絆も 何も変わらず信じている 俺たちの輝き奪われぬように

なぁ覚えてるかい 俺たちの笑顔 今日またその意味が静かに流れて行く
失うことばかりが やけに多過ぎると 心かばうやつらにすがる様に泣くのか
誰もが皆 一人じゃいられず 二人で分け合うことすら出来ない Oh
いつかまた出会えるさ 俺たちを止めるものは何もない
汚れた絆のその意味を 俺たちは決して忘れない 求め続けた輝きを


ふみひこ |MAIL