milukuの日記

2007年06月09日(土) 図書館散策。

前から、行こうと思っていて、なかなか機会がつかめなかった、隣駅の市の図書館へいってきました。

この、新しくできた市の図書館。市がものすごいお金使って作ったのかが、よくわかる図書館で、駅前の一等地の、商業施設が入っている駅ビルの、5階と6階を借りきり、一部を吹き抜けにして、一面ガラス張り。
駅や、駅周辺のターミナルや商業ビル、高層マンションを一望できるという設計です。
天井は高く、床は一面バリアフリー。各所に、読書コーナーや、机が設置されていて、机やいすは、すべて木製。ひきづっても、音がでないやさしいつくり。さらに、5、6階の吹き抜けのガラス張りのところに、読書スペースがあり、下の景色を眺めながら、本が読めるといったつくりです。

同じ市ながら、隣の駅にできたこの図書館ひとつをとっても、格差(同じ市なのに、駅ひとつで、施設の量と質がぜんぜん違う!)を感じたところでした。

しかし、それだけきれいで、蔵書も多いだけあって、利用者も当然多く、人気のある本は、貸し出し中(特に文庫)が多い状態で、お目当ての「三浦しをん」の文庫は、かりられませんでした。(全滅)

しょうがないので、検索機を屈指して「鏡リュウジ」(占星術家)の本を検索。
以前から、気になっていた「魂のコード」(書いたのは、アメリカのユング派の偉い先生で、訳が鏡リュウジ)を発見。さっそく、読書コーナーで試し読みをしてみました。


が、しかし。文字が小さい上に、ページ数はめちゃめちゃ多い。400Pくらい?の西洋の哲学から、ユングから、心理学から、魂とは何だとアプローチする本で、学術的には面白そうですが、読むのは大変だなと思って、30Pくらい見たところで、断念しました。


でも、この本の面白いところは、心理学者でありながら、発達心理学(つまり、現在の自分を形成しているのは、今までの家庭環境や、環境が大きく影響している。という、環境作用理論)に限界を感じ、人間は、どんな環境にいても、それぞれが、それぞれ持っているもの(筆者はどんぐりの粒といっていたが、意味は、個性や、魂といった意味)によって、自分をいう人間を形成している、さらにその環境は、自分が選んだものであり、自分という人間が形成されるために、必要な運命であるみたいな、一種のスピリチュアルリズム的な、視点が加わったところでした。

ただ、学者さんが書いているから固いし、事例もすごい人ばっかりでてくるので、あんまり自分に落としこめて読めないため、頭の中で、だからなんなんだみたいな感じになってしまい、読むのをやめました。

最近、どうしても、読みやすくて、面白い本が好き。
昔は、民俗学とか読んでいたのに、今はあんまり興味がわかないです。

通勤用に文庫を借りようと思ったのに、文庫がなくて結局「しをんのしおり」というエッセイの単行本をかりて終わりました。

次にくるときは、もっと雑誌とかもちゃんと見て、(特にスポーツ関係)借りようと思いました。
いままで、買っていたものが、おいてあったりすると軽くショックです。

新しい図書館は、きれいでよかったんですが、やっぱり本は、コーヒーを飲みながら読めるところがいいなとおもいました。


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