・この日、就職試験。
・3日に推薦のような形で受けて、1日で全部の選考をこなした インフォメーション・ディベロプメントという会社は落ちてた。
・試験受けた3日後、金曜日に教授経由で落ちたことが伝わり、 月曜日に封書が来た。 ・正直ビックリしてしまった。 考えが甘かった。
・さらに火曜日、自分と一緒に受けていた同じ5年生 (5年目で4年生)の女性が受かっていたことを知って さらにビックラこいた。 自分もその子もさっぱり理由がわからなかった。 それもまた考えが甘いのかも。
・それから、ゼミ、今年最後の講義や、集中講義 「情報学特別講義3」を所在なさげに受けてすごした。
・集中講の最終日の19日に今日受けた企業にエントリーをして、 その翌日電話が来た。
・一度「明日面接に来れるか」と聞かれてびびった、 行けますと答えてしまったが、その次の電話で変更になり 世間的にはクリスマスイブのこの日に、面接となった。
・出発する前から、面接後に堀田研OGのハユルさんに 会う事にしていた。まだ新婚のハユルさんは21日に 妊娠が発覚、もとい、妊娠を発表していた。
・自分はかなり驚いた。開いた口が閉まって、また開いた。 堀田研全体があわてた、あわててどうするんだ。
・ともかく、浜松で祝い酒として「花の舞 しぼりたて」を 買って出発した。
・午前の新幹線で東に向かい、会社は東京の赤坂7丁目。 なんと会社のHPには地図が載って無かった。 どの地下鉄の駅を降りていいかも分からない。 とりあえず丸の内線「赤坂見附」の駅で 降りて、あとはプリントアウトしたマピオンの地図に 頼って行った。オリエンテーリングですか。
・赤坂見附の駅を降りて、7丁目までは直線距離で1キロほど。 しかしそれは地図上だけの話だった。
・知らんかった。 赤坂は、まじで坂が多い。赤坂のほとんどの道は 上り坂と下り坂だけで構成されているようだった。 そこら中に名前のついた坂がある。 小学生の女の子が、交代ごうたいに引っ張り合いながら 急坂を登っていた。 ・日本コロムビアとTBSのそばを通って、目的の7丁目に向かった。 ・会社と同じ番地の所までたどり着き、そして不動産屋で 目的のビルの場所を尋ねた。
・なんか妙な気分だが、まあおかしくないよな。
・早めに発見したので、体制を整えるために近くの 喫茶店に入った。少々高いのだろうかと思っていたら、 カプチーノ一杯飲んで570円だった。 しかもシナモンも入ってなかった。 赤坂の物価なのかどうか知らないが驚愕しそうになった。
・小さいビルの一室にその会社の支社(本社は大阪)はあった。
・イブなので社員はみんな現場に出払って(そういう職種なのだ) 会社には支社長らしき人と、1人女性の社員しかいなかった、 支社長らしき関西弁の人と面接して、まず問題なく話せた。 むしろ力が入りすぎたぐらいだ。 ・「うちはそんなたいしたことやっとらんからね」 「営業から運営まで全部やってもらうで」 「休日あらへんよ」 「こういうクリスマスとかにプライベートも無いよ」 ・などといった趣旨のことを言われた気がする。 ・あと、何で浜松に住んでいるのなら大阪で面接を 受けなかったのかと聞かれた。そんなこといわれても・・・。
・多分人事部の人が、静岡県=東のほう というイメージしか 持ってなかったのではなかろうか。あくまで多分。 ・面接終了後、会社の外に隠しておいた酒を持って、 駅へと戻る。途中、ROUTE246沿い、たくさんでかい企業、 広告代理店とかが並んでいた。
・今年の春頃、自分がエントリーシートを出しただけで 選考が終わった、つまり落ちた会社が2社、何故か 隣り合わせに建っていた。なんじゃそら。 そういうことに打ちのめされてみた。
・で、その実験が終了後、駅に着き、ハユルさんと合流した。 変化に対して、女性は強いものでその顔はもはや「母」になる 人のもの・・・・ではなかった。見た目の大きな変化は無かった。 内面までは分からない。とりあえず健康そうでよかった。
・普通にコージーコーナーで飯食って、話をして、 お祝いと、新婚旅行の土産を交換して、 (日本酒とワインとの交換になってしまった。酒だけか〜。) お互い、金がない、余裕が無いなどと言い合って、 元気に分かれた。 ・ただ目の前に「1人でなく2人いる」という事実だけで、 なんだかもう、それでよかったのだと思わされる。 仕事がどうとかなんとか、考えなくてもいい、多分。 ・分かれて、東京駅に向かうと、なにやら誘導員が立っている。
・全然知らなかったが「東京ミレナリオ」の初日だったらしい。 ・群衆に乗って、見に行ってみた。
・たっぷり30分人ごみの中で待って、イルミネーションの下を 1人でくぐりぬけた。 ・正直、たいしたことなかったっす。
・入り口と出口のへん以外は、同じ形の電飾が律儀に等間隔で 並んでいるだけ。とおくから見たらそれなりにきれいだけど、 下をくぐると、単なる電球の集まりでした。。。。
・大体、1人だし。 ・最初から4分の1ぐらいで飽きて、あとは痛む革靴の足を ひきずって、これは一年の禊ぎかも知れないと思いながら、 早足で歩いた。何の禊ぎかよく分からないけど、歩いた。
・出口にあった電飾が、それなりにきれいだった。 角柱状に立っていて、数秒間、囲まれた。
・出口を越えるとなぜそこらが酒くさかった。 KIRINがチューハイの試供品を配っていた。 ものすごい勢いで人が行列に入っていた。 自分も入ってしまった。レモンのやつをわたされた。
・石畳張りの広場で、 カップルも、おっさんも、外国人も、皆チューハイを飲んでいた。 おかしかった。東京は、滑稽だった。
・そこを抜け、東京国際フォーラム、 グランシップを半分地下に埋めてラグビーボール形に 引き伸ばしたような、面白い建物を通り抜けて、東京駅に戻った。
・18時代の新幹線に乗って浜松に帰った。
・チューハイは新幹線の中で飲んだ。 甘くも苦くも無くて、よかった。
以上。
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