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| 2003年03月29日(土) | 終了！/反戦と偽善 |
アリスフィギュア配布完了しました。
全部なくなりました。
やー、部屋がこれですっきりするものです。といいたいところなのですが。
本日フィギュア三人の方にお送りしましてね。
ブックレットとフィギュアのセットでお送りしたのですが。
なぜか大工のブックレットが手元に一枚多くありまして……
大工のブックレット足りない!という方、間違ったブックレットが入っていた方。
必ずご連絡ください！！！
部屋のどこかに大工のフィギュアが一個転がっているっていう可能性も否定できないのですが。部屋汚くて。
うぅ、しまったー。
絶対にメールくださいね……
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今更ながら戦争ネタです。
これを呼んでみなぎが反社会的だと思うならそれでもいいです。
僕は自分をそうとは思わないけれどね。
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渋谷に行ったのですが。
反戦集会を開いている人がいました。
背中におもちゃの羽をつけて派手な服を着て、仲間同士でふざけながら『戦争反対』なんて叫んでいました。
兄さん、雑談や笑い声までマイク拾ってるよ。
誤解を恐れず言いますと、みなぎは反戦活動が大嫌いです。
いや、普通に平和活動する人はいいんです、ボランティアとか赤十字とか。
反戦デモをしたり米国大使館に押しかけたりTVの前でハンストしたりイラクにこの時期わざわざ出かけて人間の盾とかやっちゃう人が嫌いなのです。
デモ行進をしたら戦争が終わりますか?大使館の職員が戦争を起こしたのですか?一日絶食したら世界は変わりますか?イラクにいる邦人の安全を守るため、政府がどれだけ苦労するか考えたことはありますか?
僕は自己満足のためにパフォーマンスに走る人たちが嫌いです。
たとえ力が無くても声を上げなければならない、という人がいます。
沈黙がもっとも悪い、という考えです。それも一つの真理です。
ですがこれが正しい声の上げ方ですか?
ふざけながら行進をしたり、プラカードにお絵かきをするのは楽しいですか?
その時間アルバイトでもして、赤十字に全財産寄付でもしたらどうでしょうか。
多分僕は偽善が一番嫌いなのです。
偽善に走るくらいなら沈黙を保つべきだと思うのです。
僕は今回の戦争に対して、自分には発言権が無いと考えています。
戦争はすべきではありません。人殺しは常に悪です。それはイラク・アメリカ双方にとって事実です。
ですがこの戦争が純粋悪か、必要悪なのか、僕にはよくわからないのです。
僕にはイラクが本当に悪い国かどうかわかりません。
戦争に賛成する80％のアメリカ人の声も、同時爆破テロの被害者の声も僕には届きません。
戦争やむなしと考えている70％の日本人の声も僕には届きません。
イラク人にいたっては、まったく彼らの声を聞くことができません。
僕には判断材料がありません。
世界中の人が戦争に反対していて、米大統領が暴走しているといった報道には危機感を覚えます。
それは情報操作に他ならないからです。
僕が何をしても戦争は止められません。僕にできることはただ祈ることだけです。
戦争に反対するのは楽しいですか?何のために反対しているのですか?
自己満足のためですか？義憤のためですか?罪も無いイラクの子供達のためですか？
子供達のためと、そう言いきれる人は自分の観点がずれていることを自覚してください。
子供のためですか。大人はどうでもいいんですか。戦争が起こらなければ子供は平和に過ごせると思っていますか。
どこかで聞いたきれいな言葉に乗せられているだけではありませんか？
それは果たして自分自身の声なのでしょうか。
僕は戦争賛成といっているのではないのです。
脊髄反射な戦争アレルギーを嫌っているだけなのです。
戦争に反対することはとても簡単です。理屈はいりません。みんながそれを正しいといってくれます。
そしてそれは多分正しいのです。
でも、考えてください。
なぜこの戦争が始まったのか。どうすれば避けられたのか。なぜ避けなかったのか。
自分の頭で考えてください。
誰かのキャッチフレーズを繰り返さないでください。TVやタレントの言葉を鵜呑みにしないでください。
悪だから悪だ、では理由になりません。きちんと自分で判断してください。
でないと同じことの繰り返しです。
僕は反戦活動が嫌いです。
それは所詮自己満足で、偽善的な自己PRに過ぎないからです。
きちんと考えてください。今本当にすべきことは何か。
ただ人前で叫んで何かを成し遂げたような気になることですか？
感情論でものを言わないでください。理論的に考えてください。
それで改めて戦争反対と、そういえるなら他にすべきことが見えてくるはずです。
僕はおきれいな言葉は吐きません。
戦争はすべきではないです。外交で努力すべきです。
でも僕が叫んだところで世界は変わりません。
そして正直、人にかまっている余裕も無いのです。
今は自分の人生に手一杯。
でも僕は考えています。皆、考えるべきだと思います。
悲劇からは教訓を見出さなければなりません。
それは『戦争はすべきではない』なんて単純なものではありません。
そんなことは有史以前からわかっているのです。
それだけでは駄目なのです。だから戦争はなくならないのです。
自分の頭で、理論的に、考えて欲しいと僕は思います。
