ゲームは一日一時間
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2002年10月26日(土) ネコミミ

とりあえず人形系一個UPしてごまかしてみるみなぎです、こんにちは。
いやいや、ちゃんと明日なんかUPするので怒らんといてくださいな。
ついでにせっかく毎日書いてるこの日記、
日記才人さまにも登録させていただきましたがいかがでしょう?
登録人数膨大すぎてあんまり関係ない気もしないでもないですが。

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さてさて、題名にもあります通り、今日のテーマは猫耳です。
ねこみみでもネコミミでもない猫耳。
残念ながらミニSDのお話でもありませんし、メイド服を着て『ご奉仕するニャン』とか言う女子高生も出てきません。
いや、よく知らないんですが。

えっと、一生懸命ネット検索をしてみたのですが、どうもうまくHITしません。
まぁ日本語大辞典でも引けば一発なんで、手元にある方はどうぞ。わたしはめんどくさいんでパスします。
記憶を頼りに書きましょう。
猫耳とは濡れ耳のことです。
ほら、耳カスって粉状の人と液状の人とがいるじゃないですか?その液状の人の耳を猫耳というんです。

だからどうした……という突込みが聞こえてきそうです。
はい、本当のテーマは人の耳ではありません。『猫耳』という題名の映画の話なのです。

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猫耳は黒澤潤監督作品の単館系映画です。そしてわたしの一番好きな映画です。

どの位好きかというと、初めて試写会で見たときにものすごく感動し、ぜひ映画館でもう一度見たいと願いつつも上映時間の関係でどうしても見に行くことができずに涙にくれ、やっとビデオ化されたときにはDVDじゃないのを悔しく思いながらも早速手に入れ、ついでに同じ黒澤監督の短編集もゲットし、届いたその日に別のテープに落としたもんだからマスターテープは一回しか見ていない。
それくらい好きです。

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ストーリーらしいストーリーは存在しないので説明はちょっと難しいですね。

若く、美しい男が二人、女が二人、森の奥の家に暮らしています。
恵まれた容姿に恵まれた才能、財産的にも何の不自由もない彼らは毎日毎日退屈でたまりません。
何もすることがない日々、退屈な日々、遊びに興じてもどこか満たされない心。
そんな彼らの元に一人の女がやってきます。
粗野な女、決して美しいとも賢いともいえない女。彼らは新しいおもちゃに夢中になります。
毎日毎日彼女で遊ぶうち、それでも彼らは新しいおもちゃに飽きてしまうのです。
そして、彼女の生命力と彼らとはやはり相容れないものなのです。

一応オチは秘密です。衝撃的なものなので。

台詞も何もない(あるけどストーリーとは別なのです)映画なので、これはわたしが読み取ったお話です。
たぶん監督が意図したものとは違うでしょう。
というよりむしろ、何も考えず、頭と心を空っぽにして映画が通り過ぎていくに任せるのが正しい見方なのではないでしょうか。

薄い水色がかった透明な水毒。
毎日少しずつ食事に混ぜられていくうちに、体の端から少しずつ硬質のクリスタルにかわってしまう。
そんなイメージ

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カルトとかアングラとか紹介されているけどそうかなぁ?僕はそうは思いません。まぁ人を選ぶとは思うけれど。
ただただ純粋に、美しい映画だと思うのです。
涙が出るほど、背筋が凍るほど、恐ろしいほど美しい映画というものをわたしはこのとき始めて見ました。


興味がある人はミストラルジャパンでググって見るがよいです。
ブラッケージも好きー。黒坂圭太も結構好きですが、刺激強すぎ。猛毒です。

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最近時間とお金と根性不足のため映画を見に行けません。
見たいよーインソムニア見たいよーヘドウィッグ&アングリーインチ見たいよー雨に歌えば見たいよーピーターパン2見たいよーハリポタ見たいよー
や、最後の二つは絶対見ますが。

ストレス解消のために映画についてちょっと語ってみました。
いつもと違うMUR・MURですが、いかがだったでしょうか?
やっぱり人形サイトらしくはないんですけれどね。
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