コハルビヨリ
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土曜の夜にやってきたお兄さん。
日曜の昼間は友達とバーベキューしに行って(私は仕事) 夜にはわたしのうちに戻ってきてバーベキューの残り物で 晩御飯作って食べながら大河ドラマ見て、 お兄さんがおふろ入りたいとかいうので お湯に浸かっちゃったら疲れが全部出たみたいで朝までぐっすり。
お兄さん暑がりなので、眠るときベッドで掛け布団のうえに寝転んでいて。 私もその横に寝たけれど夜中にちょっと寒くて目が覚めた。
お兄さんはぐーぐー眠ってるのでクローゼットから タオルケットでもだそうかなと思って お兄さんの腕から離れようとしたら。
お兄さんが、パッと起きあがって私を見て なんでかぎゅって抱きしめて聞く。
「寒い?」 …足冷たい〜 「ふとん入りな」 は〜い
無事ふたりでお布団にもぐりこんでぬくぬく眠ったのだけれど。
ああいう、眠っているときとか眠たいときの行動って きっと素なんだろうな。
私が離れようと動いたら目を覚ましたことも 抱きしめてくれたことも 私が寒そうって気づいてくれたことも なんだか嬉しくて幸せな気分でもう一度眠った。
今朝早起きして会社に向かったお兄さんは玄関で 「また休みになったらくるよ」と言った。
この次、がこうやって続いていくといいな。 ずっと、ずっと。
毎日のように会えるわけではないけれど そのときそのときを大切にしよう。 そしたら続いていくのかもしれない。
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