コハルビヨリ
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かなしい。
なんでかなあ。
もう。
なんだか涙がでそうだ。
うまく書けない。
あなたがひとつの覚悟を決めたらしい。 仕事上のね。
なんて生きていくのが下手な人なんだろう、と思う。 人付き合いも上手じゃない。 心から友人と呼べる人もいないような。 がんこだし。 真面目なんだろう。 言いたいこといっぱいがまんしてるけど キレたら周りの目は関係ないとか言って上司にもたてつく。
もうひとりで全部やると決めたらしい。 仕事はもう手一杯で周りから見ても悲痛な様子なんだろうに。
「認めてもらえない」とか「待遇がよくない」とか 家族に対してもそんな言葉を使ったり。
たぶんみんながちょっとずつ持っている負のパワーを 消化しきれずに自分で増大させて抱えこむような、そんな人。
ごはんなんて私といるときじゃなければほとんど食べないし、 外を歩けばよろめいてる。 この前なんて大人じゃありえない転び方をしてた。 肩まですりむくような。
「それをわかっているのはあなただけ。」
そんなこと言わないで。 そうだとしても、もう手放した。
そんな人が私と恋愛をして 私の身の回りを整えてくれるのが趣味みたいになって。 きっとお金もいっぱい使ってくれたんだろうな。 わたしにはもったいないものかもしれない。 時間と労力も、楽しいからいいんだよ、と使ってくれた。 それだけの気持ちを、もってくれていた。
でも私はだんだん一緒にいるのがつらくなってきて。 そんな私と一緒にいるとあなたもつらくなってくるんだろう。
励ますこともできない。 私の言葉はあなたになにも効かない。 一緒にいるだけで幸せ、なんてことはない。 お互い幸せにしたいと思い続けられなければ。 ごはん一緒に食べられるだけでうれしかったのにな。
そもそも、それぞれの悩みなんて 結局はそれぞれでどうにかするしかないんだと思う。 みんな違う人間で違う立場にいるんだから。 だれもどうにもできない種類のものもたくさんある。
わたしにだって、あなたのおかげで一生引きずる後悔もある。 恨んでいるのかもしれない。
でも あなたの役に立ちたかった。 あなたを助けたかった。 もっと笑わせてあげたかったよ。
ごめんね。ごめんなさい。
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