コハルビヨリ
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あなたと、意識的に会わないようにしている。 休みの日も予定も教えない。 友達や家族との時間が増えた。
異動で離れてしまうかもしれないのが悲しいから、とか そういうことではなくて。
このまま一緒にい続けることができないから、とか それだけでもなくて。
どちらとも考えるきっかけだったけど。
もう、単純に「好きじゃない」のだ。 恋愛感情はもうない。
本当にお世話になったし助けてもらったし、 感謝している。 独り占めしたいと思っていた時間だってたくさんあった。
でも、もうだめだ。
生活に対して「がんばれない」感じのあなたが、だめだ。
きっとお仕事がんばってるんだろう。 家族といるときだってたいへんなんだろう。 わたしといるときとは違う顔してがんばってるんだろう。
でもそれでも「がんばれない」ってなっているあなたを 支えていけないと思った。
毎日毎日、「つかれた」とか「もういやになった」とか そんなのがききたくて一緒にいるわけじゃない。
ふたりとも凹んでいたりして わたしががんばれないと思ってるときでも、 あなたのほうが目に見えて凹み方が激しいから わたしはがまんすることになる。 がんばって励ますけど。
そうだよねーっていっしょに凹んで傷をなめあっている (ふりをする)のがいやになってしまった。
わたしががんばろうって気分になっているときも あなたが凹んでいたら引きずられる。 がんばればいいじゃん、って、単純に言えない状況なんだもの。
どんながんばりかたを提案したって 全部否定するんだもの。 それもだめ、これもだめ。だからもうだめなんだ、って。 それでもやっていくしかないのに。 あなたのプライドの高さはそれを否定する。
結局あなたが動く気になるまで横にいるだけ。 前向きになるわけでもない。
全部を包みこむことは、もうできない。
わたしを想ってくれているのはとてもうれしいし きっとあなたみたいによくしてくれるひとは この先いないかもしれない。
でももうだめなんだ。
わたしがいなくなってからのあなたを想像するのが怖くて なにも伝えられていないけれど。
なにも伝えていなくてもさすがに 離れていくことが近いのはわかるみたいだ。
たくさんのありがとうと、 一緒に幸せにはなれなかった寂しさを いつかあなたに伝えてさよならする。
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