コハルビヨリ
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あなたと付き合っていたから 理想が高くなってしまったようだよ。
けっこう年上なこともあって、 包容力も経済力もあったし 車も大きかったし プレゼントもたくさんもらったし ごはんはおごってくれるし。
身なりも清潔できちんとしていたし お財布や時計はそれなりのお値段で長持ちするのだったし。
そしてなにより私を理解して愛してくれていた。 まるで家族みたいに。
甘やかされていたんだなあ、大切にされてたね。 と、いまさらながら思う。
こんなひともう二度と出会えないんだろうな。
でももう求めてはいけない。 あなたみたいなひとを探してたらきっと見つからない。
あなたじゃないんだ。あなたを探してはいけない。
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