コハルビヨリ
もくじ|まえ|つぎ
あの、卒業したらいっしょに暮らすとか言って でも結局私と暮らすよりも仕事とバンドがしたいと言って 別れたあの彼が。
バンドやめたとさ。
簡単に言うと バンドも仕事も楽しいけど、でもどっちのほうが自分が幸せかといったら 仕事のほうが幸せにやっていけるそうな。 バンドは、音楽は趣味程度に続けるつもりらしい。
なんだったんだ…。私と別れたのは。 いまさらそこをどういうこともないけど。
でもいまだに彼女を作る気も結婚する気もないらしい。 相手がいないだけか?
でもやっぱり恋人ができたらショックだなー と言ったら早く彼氏作れみたいなことを言われた。はあ。 そしたらショックじゃないだろうって。 そういうんじゃないんだよー彼氏いるからってどうでもよくなるわけじゃなくて。 彼のことを嫌いだと思うくらいじゃないとどうでもよくなんてない。
言われてできるくらいなら彼氏作ってますって。
もう彼と付き合いたいと思わないけど、 彼は私の中に「好きな人」のモデルとなって居る。 ただの理想のパターンとして。
ほかの人の素敵なとこだって知ってるのに。 もっとやさしい人だっているのに。
それでもあの頃の彼が私を一番愛してくれていたと思う。 それはそのあとも誰も追い越してない。 だからそれが私の中で最高の形として残ってるんだろう。
あーもうやだやだ。 思い出だけでいきてくつもりもないのに。
|