コハルビヨリ
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| 2004年02月10日(火) |
*きみとわたしの時間 その11* |
自転車をとばして学校に向かった。
授業に間に合わなさそうだったし。
泣いてる顔を通りすがりの人に 見られるのもいやだったし。
なんだか足ががくがくしていて。
彼から何度も電話がかかってきていたけどでなかった。
授業中もかかってきて。 『授業中だからあとで』とだけメールして。
おなかなんかすいてなかったけど なにかしてなきゃおかしくなりそうで ひとり部室でご飯を食べてた。
彼から電話がきて。 でた。
「どうしたんだよ。」
わたしがここまでになるのは よっぽどなにかあったんだと思ってか、 怒った声ではなかった。
全部話した。 たくさん疑っていることも携帯を見たことも。
たくさんのいいわけをきいた。
そのバイト先の女の子は妹みたいなもんだから そんなことも軽軽しく言えるんだとか、 そのほかのメールに関してもいろいろ。
後で考えればばかばかしいようないいわけも たくさんしてたように思う。
でももっとバカなのはわたしで、 だんだん彼の言葉に丸め込まれていってた。
なにより、衝動的にとびだしてきたものの、 別れる決心がついていなかった。
「別れたい?」と聞かれても、うんとは言えなかった。
ひとまずわたしのうちで会おうということになった。
つづく
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