コハルビヨリ
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2002年04月02日(火) 第3の味

就職したばかりの元彼からの電話。




「勤務地が決まったよ。」

最初はそんな他愛ない話だった。

向こうでなにかあったらしく、またかけなおすから、
と一度切った。



二度目の電話は酔った後にかけてきたようで、声が
うわずっていた。

「酔ってるから、俺が話すこと聞き流して。

家に帰ってきてさ、おまえがいたらどんなにいいかと
思うときがあるよ。

3年後までに料理の腕、あげといてよ。」



自分でもいってた。自分から別れをきりだしたのに、
こんなこと言っちゃいけないのはわかってるって。

じゃあなんでいうのよ。ずるいよ。

やっと気持ちに区切りがついて、余裕が出てきたと
思ったのに。




またふりだしに戻っちゃうじゃない。

それまでにいろんな人と付き合って、それでも俺がよかったら
もういちどつきあおう、なんて。

自分だってさっさと彼女つくったじゃない。3年後、あなたが
私以外のひとを選ぶかもしれないじゃない。




彼のこと好きなのに、それでも元彼のことばに踊らされてる
自分がばかみたい。




でも、わたしのこと覚えてて、思い出してくれてて嬉しかった
んだよ。

今もささいなことで元彼との生活を思い出してしまう私だから。



彼を想う気持ちとは違うところにあるけれど、ただの懐かしさ
なのか、ひきずってる恋心なのか。




ほんとに、ふりまわされっぱなしだなあ。


コハル |メール ひとりごと。

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