陽だまりの ねこだまり
<登場人物紹介&ねこ紹介>

2002年03月14日(木)   そこまで しなくても・・・・



チーは玄関に向かい

べジータはバタバタと台所の床でコケながら

部屋に走りこんで来て

ソファーの裏に飛びこんだ

あたしは立ち上がると台所の玄関に向かう


来客

だれかが玄関に来たときの光景である


それからノックの音。


べジのおかげで

ノックする前に誰かが来たのがわかる

たまに なかなかノックしない奴もいて

玄関の前で  (早くノックしろ・・・)

などと思う事もしばしば

便利なんだか不便なんだか ( ̄▽ ̄;)


しかし!!

事件(と言う程でもないが)は起こった


いつものごとく

べジは 抱っこされながら

踏み踏みゴロゴロと首やあごに擦寄っていた時

来客が来ようとしていた


ビシュ!!

ッッッ!?

ガリッ!!バリッ!!ビリッ!!

ダダダダダダダ======

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ・・・


解説。。。


ビシュ!!

これは・・・
思いきり 顔を引っ掻かれたのだ



ッッッ!?

これは 引っ掻かれた時のあたしの反応



ガリッ!!バリッ!!ビリッ!!

これは逃げ出そうと 腕の中で暴れもがき 
胸を引っ掻きまくり床に下りる時 爪が 
Tシャツに引っかかり ぶら下がり
破けたのだった



ダダダダダダダ======

これは言うまでもなくべジが走り去った



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ・・・

顔を押さえてうずくまるあたし。。。
顔の引っ掻かれ傷は たいした事なくても
めっちゃ痛いのである・・・(T_T)


そこまでして・・・逃げなくても・・・

客というより

おそらく水道メーターを見に来ただけだと思われる

それだけなのに・・・・

あたしの胸にはべジの爪痕が

顔には頬には 斜めに・・・

しばらくは・・

気迫のこもった顔立ちになったのであった
















外伝2 〜入院生活万歳〜

プロポーズ変?

前もって言っておきますが
この話しは自慢でもなんでもありません。

本当に
真剣に
気持ち悪かった・・・

と、言うよりも
怖かったってば



ある日突然
全然知らない人にプロポーズされたら
どんな反応したらいいでしょうか

やはり・・・喜ぶべきなのか?
でも・・何事??って思うのが普通だろう。
違うのかな・・・

相手が自分好みの外見であっても
冗談だと思うだろう。

それが全然好みじゃない外見だったら
なおさらだ。

別に外見で判断しようって訳じゃない。
初対面なのだ。
外見しかわからないじゃないか。




個室にいた時
向かい側の部屋の入院患者のおばさんと
世間話する程度に仲良くなっていた。

おばさんは朝、杖をつきながら病院周辺を散歩する。
あたしは早朝5時、近所のコンビニまで
冷たい飲み物を買いに行く
(それぐらいの無断外出は許されていた)

あたしが戻る頃と入れ違いにおばさんは
散歩に出掛けるのだった

いつものように飲料を買って戻ると
おばさんが入り口で誰かと話しをしていた

ゴロッとした体つきの
タクシーの運転手のような
トラックの運転手のような
グラサンかけて
ドスのきいた声のオヤジ系

苦手なタイプだ

っていうか
人間自体苦手なんだけどね

見たところ入院患者ではなかった
話しの邪魔しちゃ悪いし・・
あたしは頭を軽く下げるとそのまま通り抜けようとした

・・・が。

おばさんに呼び止められた
立ち止まると

少しここでお話ししない?

そう言われた
返事をする間もなく

この人がね あなたに 話したい事があるんだって

そう言ってにっこりと笑った

あたしに
何を話すって??
あたしはこんな人知らないぞ
っていうか会った事もないし
知り合いになりたくもないし
それとも何かの勧誘か?
なにもいらないぞあたしは
そんなことを思いながら

はい・・・なんでしょうか?

そう答えた

えっと・・・何度か会ってるんですが・・
覚えていますか?(男)

・・・すいません、覚えてないです。(自分)

本当に知らない
どこで会ったんだろう・・
男は話しを続けた

どうやら・・・

あたしが他の入院患者に対しての接し方が
すごく親切だったりとか

いつでも楽しそうに笑ってるとか

それが気になりはじめて

最初はここに入院してる友人を見舞いに来てた
らしいのだが

あたしの姿を見に通うようになった

何度も話し掛けようと思ってたが

なかなか声をかける事が出来ず

あたしが早朝コンビニに行くのを知った男は


ここで待ち伏せていたのだ。


じょ〜〜〜〜〜〜〜・・・・・(謎)

怖いわ!!!!!!!!!!


そして
男の口から

結婚を前提として お付き合いしてもらえないでしょうか?

あたしは
返す言葉を失った変りに
笑い飛ばしてみた

とりあえず・・・その場の真剣な空気は吹き飛ばした


ごめんねぇ〜いきなりだったからさぁ・・・
気持ちは嬉しいけどね・・・(大嘘)
考えなおした方がいいよ〜(笑)
それじゃねぇ〜


これがあたしの めいっぱいだった
ところが・・・
この日以来・・・

あたしの病室に顔を出すようになったのだ

おかげで・・・
個室なのにも関わらず
ドアを開放しっぱなし、と言う事体になってしまった

怖くてドアなんか閉められるか!!!

日々花やらケーキやらお菓子やらを持ってくる。
断っても持ってくる
遠慮しないで と持ってくる
リハビリ終わって売店の所で待ち伏せされる
朝も待ち伏せされる
逃げまどっても避けまくっても必ずいる。

怖さが極限に達したとき・・・
あたしは居もしない
好きな男がいる  話しをでっち上げて

だから困ります。

そう言ってあきらめてもらった。


入院患者を追い詰めるのはやめましょう。



病室は・・・カギが閉めれない

居留守を使う事も出来ない家なのよ?

生活スペースが病院内しか無いのよ?

どこにも逃げられないのよ〜〜〜〜(T_T)


以上、怖い話しでした。







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