2002年03月06日(水) |
鳥かごの中で育ったねこ |
うちには4匹のねこがいた。(今は3匹)
今はもう亡き最初にうちに来た チー。♀
まずはこいつの生い立ちからはじめましょう。
1990年5月頃。そいつは家にやってきた。
妹が友人の家から貰ってきたらしい。
子猫、と言うよりは赤ちゃんねこだった。
鼻が潰れてブタのようで。
耳が妙に小さくて。
ニーニーと鳴く。
にーにーにーにーにーにー
・・・・・まだ乳離れしてないんじゃあないか??
2−2−2−2−2−2−
・・・・・ひとりでおしっこできないのでは??
ニーニーニーニーニーニー
・・・・・おいおい・・こいつ生後何日目だよ??
兄ー兄ー兄ー兄ー兄ー兄ー(違!!
・・・・・普通は里子に出すのは生後一ヶ月ぐらいでは??
そんなことを思っているあたしのことなどほっとかれ、話しは
どんどん進んでいく。
当時母と娘2人の生活。
母さえ落としてしまえばこっちの物(妹談)
返してきな。飼うなら犬のほうがいい。(姉こと自分)
今返したら、そのまま川に捨てられるんだって(妹)
同情をひく巧みな言葉で妹は母を説得し、そいつは家に
居座ることになった。
あたし面倒見ないからね。(自分)
大丈夫、犬みたいに毎日散歩に行くわけじゃないし(妹)
母と妹にこねくり回されてるねこを少し同情しながらも
ほっとく事にした。
相変わらずねこはにーにー鳴きっぱなし。
気になる。
お腹すいたのかな?
台所で母や妹がなにやら話してる
これ食べるかな?
ごそごそと・・・・妹はドライフードを与えた。
おい!!(^^;)
そんなもん、そいつが食えるわけないだろう!!
口の形なんて、まだおっぱい吸うようになってるのに。
おもむろに。
ええ・・ほっとけませんでしたとも。
あたしはねこをつかむと
この口は、まだおっぱい吸ってる口なの!こんな歯で こんな堅い餌食べられるわけないでしょう!
そしてねこのお腹がぱんぱんなのに気が付く
それに、鳴いてるのはおしっこだし・・・
いらない布にお湯を染み込ませ、人肌にさましてねこの
お尻をふいてやる。
ちょろちょろ・・
小さい体にたくさんのおしっこ ( ̄▽ ̄;)
これは・・・相当我慢してたな・・・(^^;)
おお〜すごい!(妹)
さすが・・・ダテに本ばかり読んでるわけじゃないのね・・(母)
あんたら・・・言いたいことはそれだけかい!?
そんなこと言っても無駄なのは知ってるので、とりあえず
必要なものを書き出しそれを買ってくるように伝える。
せめて、飼うなら最低限の知識ぐらい勉強してくれよ(T_T)
何も用意してないんだよ?トイレは?砂は?餌は?
哺乳瓶は?寝床はどこにするの?ちっちゃいから
どこにでも潜り込んでいくよ?
そしてあたしは危険だと思われる場所を塞ぎに行った。
そして問題は・・・
昼間、家に誰もいない。と言う事である。
母と自分は仕事。妹は高校。
その間・・・どんな危険があるかわからない。
そして・・母は・・・
今は使っていない鳥かごを持ってきたのだった。
その中に、母の使わなくなった毛皮マフラーを敷き詰めて
ねこを入れると・・・
丸くなって寝てしまったのだ。
・・・・・・・( ̄▽ ̄;)
おいおい・・・それでいいのか??おまえは・・・
毛皮が母ねこを思い出させるのか安心して寝てしまったねこ。
まぁ・・・落ちつける場所ならいいんだけどね・・・
朝、ねこ缶をちょびっと舐めて、ミルクを飲むと・・・
大きなねこトイレに向かう
こいつのいいところはトイレを教えなくても砂を置いたら
小さいながらも、そこで用をたしたのだ。
ちっちゃい手で必死に砂を掻く。
きっと・・・
ここでは何もかも自分でしなければ生きていけないかも・・
そう思ったに違いない。
終わると鳥かごに向かうねこ。
その姿にいささか不自然さを覚えつつも・・・
ねことの生活がはじまったのである。
このあと・・・いろいろと波瀾に満ちた生活が待っているとは
知らずに・・・
いや。予感はしてたんだけどね。
〜おまけ〜
ねこの名前・・・何にするんだ?(自分)
チー。(妹)
嫌だ・・・そんな普通の名前・・・(謎)(自分)
・・・・あねに名前はつけさせん。(妹)
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