まったりぐったり日記 メモ 夏古
2004年10月25日(月) 
私の担任の先生が今月六日にお亡くなりになったそうです。

去年は国語の教科担任として大変お世話になり、今年は学級担任ということでとても楽しみにしていたのですが、始業式にその姿はありませんでした。
三月頃からずっと入院していたそうで、7月まで代理の方が担任を務めるということでしたが、2学期になっても先生は学校へ来ませんでした。
8月頃、代理担任の先生が『入院している先生のために折り鶴を折って、メッセージカードにメッセージを書いてください』といった旨の手紙をよこしました。
私は、早く治るように願いをこめて折り鶴を折ったものの、メッセージに何と書いていいのかわからずそのまま送るのをやめていました。
クラスの他の人たちが折った折り鶴とメッセージカードは、先生が亡くなる二日前に届けられ、とても先生は喜んでいたそうです。

私は先生に何もしてあげられなかった。
折り鶴を折っても、先生に届けなかった。
何を書いたらいいか分からなかったから、と言って先生を励ますことさえしなかった。
ごめんなさい、先生。
それと、今まで有難うございました。
去年国語の単位が取れたのは、先生がきちんと授業を教えてくれたからです。
先生がレポートを丁寧に採点してくれたからです。
あの先生が授業をするから学校へ行こう、と思っていたんです。
先生が喜ぶように、頑張って、今年も単位を取ります。
有難う、有難う、先生。

先生のご冥福を心からお祈りいたします。
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