時計の音が五月蠅くて妙な焦燥感にかられながら寝返りをうつ。完璧にヤられちゃってる病んだ胃袋と喉。洗面所の鏡に映る、青白いあたし。外は雨。水の音と一緒に、サイレンが走って行った。それ以外何の役にも立たないこの両脚を動かしてあたしは今日もあの坂を登るのだろう。もう、何も要らない。明日も来なくていい。来るな。心よ凍れ。夜明けの寒さで。