2011年03月19日(土) |
人間の本質が見える日々 |
大学時代のサークルの友人と会ってきました。 メインイベントは友人の一人が昨年出産したお子さんにご対面するというものだったのですが、やはり話題はこの場にいない東北在住の友人のことに… 友人の中には福島や秋田在住の人もいて、特に福島の友人は無事ではあっても家が全壊したというを聞いていたのですが、実際はそこまでひどい状況ではないことがわかって一安心。 もちろん厳しい状況には違いないようなので、できる範囲で協力しようという話に落ち着きました。
いやそれにしても赤ん坊というのはやはり可愛い。 でも私は何もできず、新米ママの友人のサポートをベテランママの友人が行うと言う図式… そういうのを見ているとやはり『母』ってのは偉大な存在だなぁと思うんです。 私には正直出産願望というのが全くありません。 自分みたいなダメ人間が、自分以外誰も頼る者のない存在を守っていけるのか…と考えると「無理!!」と思ってしまうから。 「こんなのが親になんかなったら可哀想だよ、子供が」…って。 出産自体が無理!な年齢になる前にダメ人間が治ればもうちょっと普通の人生を楽しめるのかな? よくわかりません。
それはさておき。 少し前の話になるのですが、関東在住の友人が「計画停電になるのに懐中電灯が壊れている…けどどこの店にも置いていない」「スーパーに行っても買い占められていてなかなか食べ物や飲料水が手に入らない」という窮状をブログで訴えていたため、共通の友人発案(私が言い出したんじゃないってところがもう…)で救援物資を買いに行くことに。 しかしまぁ…この北の地ですらどこに行っても懐中電灯はなし。 家電量販店、ホームセンター、百均…5件ほど回りましたが、そこにはお詫びの貼り紙があるばかり。 漸くホームセンターで懐中電灯代わりになると銘打った電池式のセンサーライトと百均でプッシュ式のライトを買えましたが、それも4つずつくらいしか残ってなかった… 電池は全部単3使用だったためそこそこ残っていましたが、単1・単2はほぼ売り切れ。 缶詰・レトルトなどの保存食も、売り切れとまではいかないけれど普段安価で売っている商品は若干品薄間が否めませんでした。 (電池もそうだったんだけど、相場より高めの商品は比較的残ってるのよね。アッハハ)
うん、これはきっとみんな私のように他の地域に送ってあげてるのねv
…んなわけあるかぁ!!!!!
もちろんそういう人もいるだろうけど、全員がそうではないでしょう流石に。 地震も放射能(…はその頃まだそこまで言われてなかったけど)も全然関係ない北の離れ大島の政令指定都市でまで買い占めやっちゃうんですか…と。 何だか情けなくなってしまいます。 わかるんですよ。群集心理のようなものですよね。 普段は何も気にしてないけど、こういうことがあると「いつ自分の身に降りかかってもおかしくない」と思って準備する。 その意識自体は大事だと思うのですよ。思うのですけど… 今この時期に過剰にやるのは「ダメ、絶対!」。
さて、その後ですが。 物資は上記のように代用品はあるもののそれなりに揃いました。 幸いにも友人の住む地域には荷物の宅配が再開していたため、調べた中で一番早く着きそうなゆうパックで発送。 4日程かかると言われていたのが2日で到着し、しかもその日は夜間の計画停電当日!と、とってもナイスなタイミングで届けることができました。 さすが元郵政省、侮りがたし。 電話で友人の喜ぶ声を聞いて、本当によかったと心から思いました。 ……最初に考えたの私じゃないけど!!
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