2001年03月09日(金) |
これも一種の王子様願望か? |
しばらく読書向きのテンションじゃなかったため読むのがストップしていた「ハンニバル」をようやく読了。
「レクター博士、素敵…v」(笑) 何故(笑)なのかは2月26日の日記を見れば書いてあります。 上巻読んだ時点ではさほどでもなかったのですが、下巻の後半になってくるともう「私をさらって!レクター博士」状態になってダメでした。 これから当分現実逃避のネタに使われるでしょうね。レクター博士にさらわれて、美味なディナーと美しい音楽と精神カウンセリング三昧の私…あぁウットリv 冷静に言えば、彼はダーティーヒーローとしての要素を完璧に備えているのですね。「いい男」「頭脳明晰」「行動力もある」「自分なりの美学を持っている」etc… 行動原理が「悪」のはずなのに「悪徳」ではないというか…彼の背景やら何やら読んでるうちに、本当は何が正義で何が悪なのかわからなくさせられてしまうのですよ。 しかし、この話の奥深くには欧米的思想、すなわちキリスト教を下敷きにした思想が満載なので、キリスト教文化で育っていない日本民族には完全に理解できない部分が結構ありそう。 だからこそ理解できる部分ってのもきっとあるのだろうけどね。
そんなことを言ってたら今日のニュースステーションでは、映画でレクター博士を演じたアンソニー・ホプキンスのインタビューやってるし。 地味にとってもタイムリーです、私。
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