Mitsu.JEANNIENITRO Diaries


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2010年01月16日(土) それではつづきまして本日は2曲目の解説を…

この2曲目の「sunny」は、1曲目「winter 〜」の逆で
今回収録した曲の中では一番最初に完成した曲且つ、
最も手のかかった曲だったりも。。

これよりも前に作りあげていた曲は相当数あったものの、
方向性的には徐々にこんな感じの音像に傾きつつ
今思えばこの曲が出来上がった事で今回の方向性がなんとなく定まり、
こういった音像構築の楽しさも思い出し
更には、どっぷりとのめり込む事で製作意欲に更なる拍車をかけるキッカケにもなった曲となったなぁと。

とはいえ、音の汚し具合やその他諸々
「俺の音」「俺の曲」「俺のリズム」
になっていると思います。

で、特にこの曲はこの今回のep「#one ep」の中でも
ウチの奥さまや母上さまの他
お子ちゃまもこの「sunny」がお気に入りみたいで、
お子ちゃまはといえば
生意気にも腰でリズムをとりつつおもちゃの太鼓をパシパシいわしてみたり
テーブルの上に並べたオモチャのキーボードなんかをいじくりながら
良くわからない歌の様なものを発しつつハシャいでもくれます。

※いやいや、最近、子供の話をしばらく書いてなかったので書かせて(笑)

曲製作の最中からオレの膝上によじ登って陣取り
親ばかよろしく一緒に作業をした思い入れも深い曲だったりも(笑)

そんな楽しげな制作の雰囲気も詰め込まれた感じにもなっているかも?です。

さてさて、それでは早速曲の中身の話を…

イメージとしては、
というか、この曲は作業をしていたのが夜だけではなく
子どもと〜なんて話もさっきしましたが、日中の事も多くて、
日差しが差し込んでくる気持ちの良い晴れた午前だったりの時もあった感じで

外で忙しくも楽しげに遊びまわる子供ちゃん達とか
忙しなく走る車とか
忙しそうだけど仲良しな鳥の家族とか
眠たそうなニャンコさんに
退屈そうなお犬さん
思春期のストレスを発散してる10代の子らとか
などなど
家の周りで繰り広げられている色んな事があって

で、夕方になるとそれもいきなりグッともの寂しげになりはじめて
また夜に向かって別の色々が忙しなく動き始める

とかっていう、
そんな生活してる中で感じ取れる
ソレそのモノは何でもないような微妙な一つの事が
それぞれ色んな大きな変化を生んだりしてて
そんなのが山盛りなのが日常で
物事も人の一日も要約はできないなぁ〜
なんていう
忙しないけどユックリな
そういう日常的な空気?とかを
勝手にオレが感じたその生活風景を
立派な絵をオレは描けないので
感じるままに音で詰め込んでみたという
だいぶ偉そうにいえば、そんな曲です。

で、実際に日中から夕方にかけての作業を中心に仕上げたわけであります。

そして、そして

この曲の製作における作業的な側面としては
何かしらのルール決めて作業に入ったわけではないのだけど
製作の最初に手に取ったツールがたまたまギターでなかった事もあり

自分にとって普遍的な
「ギター」
「自分の声」や「歌」

というモノのほか

「いつもの作曲やrec方法」という

そういうのから結構な距離をおいて

何かに呼ばれるがままといった感じで
出来上がっていったわけです。

ま、結果的にはって話なだけなのですが

考えてみれば
今までの曲作りで、途中で鍵盤を...という事はあったものの
最初がいきなり鍵盤からスタートなんて経験も
思い起こせる限り無かったワケで

それがナゼかまず
いきなり鍵盤を弾き、音色を模索しながらメロを探り
しかも全部そのまま録音していってしまうというところからスタート
で、その作業を連続して更にどんどん録音していってしまうという
ある種ライブな録音でもあったのだけど
それがスゲー面白くて面白くて(笑)

んで次に...
今度はそのフレーズ郡に合わせ
気の赴くまま、自分が心地好いと感じる数十種類のリズムパターンを
バンバンとリアルタイムに打ち込んで組み上げながら、
それもやっぱそのまま同時に録音していってしまうという暴挙に出たのですが

ここで、
さてどうしよう?と(笑)
で、あ、まとめて同時操作しながら?演奏?みたいな感じで?
いけるかね?
いっちゃうか!といった具合で

1曲分丸ごと普通に一発録りすれば良くね?と

で、やった事も無いクセにまたもや暴挙に (笑)

と、いうわけで
その組み立てた各トラックを演奏するみたいな感じで
様々なスイッチング操作やフェード操作、トラック呼び出し等を
その場で思い付くままに直感で行いながら録音を続けてゆき、
というか、何回かはさすがにやり直ししながらも、
納得できる形で曲が仕上がったモノがこのCDにおさめられ。。。
という

とっても良く言えばDJライブのようなそんな感じで完成。

なので、いろんなバージョンが存在はするのだけど、これが一番お気に入りだったので収録という感じです。

意外と同時に色んな音が鳴ったり
じわじわ〜っと音が登場しては消えたり変化したり
パッと聞き取れる曲構成変化的な音の他にも
全体を彩る為の音がちりばめられているので
そのあたりも秘聴!かもね。と。

あ、myspaceのはわりとキツめに圧縮をしちゃってるからあんまり分からないかもだけど。

とまぁ、完成した後に振り返ってみたら

あ、ギターも弾いてないし
歌も歌ってねーや

あ、でもなんか良いぞ!?
ん〜 スゲー良いぜ〜

と自画自賛スタートが始まり(笑)

その後も、何故だか珍しく自分の曲にある種の中毒性を覚え

どんだけ自分好きだ?オマオ。
というほど相当な回数、いまだにしょっちゅう聴いてしまいます。

さて、この曲に他の人は何を思うのか?
気になるところですが

次回もこんな感じで
3曲目「midnight rainbow2」について解説いたします。