徒然なるままに…
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2004年10月17日(日) カタカナ考(続・FAX考)。

あー、送ってしまった。
とうとうメールを送ってしまった。

返事が怖い。


メールといえば。
エンピツのフォームメール受信専用のアドレスがあるんだけど、最近全然チェックしてなかった。
(返信はこのアドレスからはしてない。本当に受信専用のアドレス)
で、久々にチェックしたら、メールが(気付くのが遅くてすみません…)。
この日の日記(FAX考)に関連したことと、あと髪型について(ありがとう。なんだか照れます)。

Canonについては私も気になっていたというか、違和感を覚えていた言葉。
(関係ないけど、「キヤノン」を見て、「ノンキヤ」と読み間違えたこともある。
たぶん「のんきや」という名前のスーパーが私の実家の近くにあるからだと思うけど)

音からすれば、「キャノン」の方がしっくりくる。
もしかしたら、違和感を抱かせるためにわざと「ャ」を「ヤ」にしたのかもしれない。
やっぱり「キャノン」と書いてあるよりも、「キヤノン」と書いてある方が注意を引かれるから。
「んっ?」って思うでしょ?
より目に留まりやすいものにしたい、という意図があって「キヤノン」になったのかも。

あと、simulationのカタカナ表記。
昔は「シュミレーション」と書いていた(し、こう発音していたと思われる)のに、
いつのまにか「シミュレーション」になったというもの。
確かに、広辞苑(第五版)には「シミュレーション」しか載っていない。
(古い版があれば比べられるんだけど、残念ながら手元にない)
これは英語の発音に近づけた、と考えるのが妥当ではないかと。
でも、「シ」と「シュ」って音が近いから「シミュレーション」って言っても、
「シュミレーション」に聞こえると思うんだけど。

最後にentertainment。
広辞苑の見出語には「エンターテインメント」とある。
下の括弧の中に「エンターテイメントとも」と付け足しが。
実際は「エンタテインメント」「エンタテイメント」も使われている。
「エンター」とするか、「エンタ」とするかはまぁ英語でも微妙なところだから置いといて、
私が気になるのは「ン」が入るかどうか。
綴りにはnが入っているし、発音も/n/が入ることになっているけど、後ろの/m/と一体化してほとんど聞こえない。

日本語に入ってきて、表記するときに、綴りを取るか、音を取るかの揺れが表記の揺れに繋がっているのだろうと思う。
つまり、英語の綴り重視なら、「ン」が入り、音重視なら「ン」が入らないということ。

個人的には「エンターテイメント」が一番言いやすいし、好き。
日本語で「エンタ(ー)テイメント」と書いてしまうと、「ン」がかなりはっきり発音される気がして、なんか変だし。


以上、(FAXも含めて)ひとことで言ってしまうと、「カタカナ表記のゆれ」。
でも、ひとことで片付けてしまうのはもったいない。
色々考えてみると、表記だけではなくて、その表記を考えた「人」の気持ちまで見えてくる。
コトバってほんと、奥が深い。


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