徒然なるままに…
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2004年02月19日(木) 不完全な容器。

落ち込んだり元気になったり。
どうでもいい事を愚痴ってしまって自己嫌悪したり。
大切な時間を無駄にしてしまって本当にごめんなさい。
自分が何をやりたいのかわからなくなってしまって
もがいていたのです。

で、私がとった行動。
村上春樹の『ノルウェイの森』を読む。
なんでこの本なのかは私にもよくわかりませんが。
というわけで、『ノルウェイの森』再読。

読み始めて早々、ヤラレタ!という文が。

『文章という不完全な容器に盛ることができるのは
不完全な記憶や不完全な想いでしかないのだ。』

前にこの本を読んだ時は、素通りしてしまった一文。
でも、今の私にとっては核心を突くような一文。
なかなか言葉にできないような想いを、こんなにも美しく
言語化できる村上春樹ってやっぱりすごいと思います。
(村上春樹に限らず、人をハッとさせるような文章が書ける人ってすごいと思います。)

でも言語に関わる者としては、文章が『不完全な容器』だとは
思いたくないのだけれど。


本はいつもそこにあって、今一番欲しているモノを与えてくれる。
だから、同じ本でも読むたびに得られるモノが違うんですね。


【覚え書き】
はじめは幅広く。幅広く。それから決めればいい。
深く狭くやるのは、それからでいい。

【私信】
メールどうもです。
えーと、今度は返事書きますよ。私も言い訳したいですから。
でも、もうちょっと待ってください。
気持ちが落ち着くまで。


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