徒然なるままに…
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2004年01月23日(金) いよいよ。

切羽詰ってきました。
来週は色々と、再来週は更に色々と予定が。
音楽聴きながらのん気に歌ってる場合じゃないや…。


少し前にトルーマン・カポーティの"One Christmas"を読みました。
(かなり時期外れですが…)
原文で読んだのですが、易しい文で書いてあったので
とても読みやすかったです。
しかも文章が綺麗。あれは是非原文で読んで味わってほしい。
さらっと読んでも充分楽しめる作品ですが、細かい所まで
読み込んで解釈していくと、もうただただ感嘆するばかりです。
単語一つとってみても、適当に選んだのではなく、
意図があってその単語を使っていたりするわけです。
少ない言葉で多くを語るとでも言うのでしょうか。

ストーリーもすごく良いんですよ。
切なくて、じわーっと心に沁み込んでくる感じです。
この本は絶対自分の子供に読んであげたい。
子供が「サンタはいない」という事を知ってしまった時に
読んであげたい。

『愛を学ぶために孤独があるなら
意味のないことなど起こりはしない』
平原綾香「Jupiter」より

これって"One Christmas"のテーマにも通じてるんです。
この歌の歌詞を見た時、「これだっ!」って思いました。
作詞は吉元由美さんという方。
今までは歌詞なんてあんまり気にしてなかったのですが
いやいや、侮れませんね〜。


自分では表現できない言葉。
他の人の感覚に触れるという事は、とっても新鮮で楽しいです。
「感覚の発見」
そう。あなたの事ですよ。
気付いた…かなぁ?

読んでくれてありがとう。


【書籍情報】
『あるクリスマス』
著者:トルーマン・カポーティ
訳者:村上春樹
出版社:文芸春秋
ISBN:4163114505

*私が持っている本
『英文カポーティ「あるクリスマス」と「おじいさんの思い出」』
著者:トルーマン・カポーティ
編注者:吉川禮三 石黒照博
出版社:英宝社
ISBN:4269020164
中身は英文ですが、日本で出版されている本です。
細かい注釈がついているので、とっても読みやすい。


ちなみに『ティファニーで朝食を』をトルーマン・カポーティが
書いたっていうのは、最近知りました…。


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