徒然なるままに…
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阪神大震災から9年。 つい最近の事のように思えます。
9年前、私は学生でした。 実家(兵庫県)に住んでいました。 本当に怖かったですよ。 自分ではどうする事もできないという恐怖。
あの頃、父は神戸市役所で働いていたのですが、震災の後 車で神戸に行って、何日も帰ってこない日がありました。 心配で心配でたまりませんでした。 そんな危ないところなんかに行かないでずっと家にいてほしい なんて勝手な事を思っていました。 今になって不思議に思うのは、父はどうやって車で神戸まで 行ったんだろう、と。 高速道路は倒れていたし、普通の道路だって瓦礫で通れる状況ではなかったと思うのですが。 その時の事を詳しく聞いてみたいのですが、なんだか聞きづらい。 心の中にそっとしまっておきたい、という気持ちが どこかにあるのです。 辛い記憶には触れたくない、という気持ちが。
良くも悪くも、私は震災で何か変わったと思います。 当たり前です。 あんな悲しい事があって何も変わらない方がおかしい。
あの頃の心の痛みはまだ癒されてもいないし、忘れてもいない。 これからも、忘れないから。
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