彼女は私と似てる。
好きなマンガとか、
学校で好きだった場所とか、
映画の中の好きなセリフだとか。
ちょっとマニアックな曲がり道のその先で
ひっそりとひとつに道がつながったような
そんな共通項。
あとね、彼女ならきっとこういう景色に
心奪われているんだろうな、って
夕焼け空につけても、静かな夜の海につけても、
勝手ながら私はそう思いながら景色を見ていることもあるよ。
でも少しだけ肌触りが違って
それほど無二の親友という位置でもなくて
それが微妙なところなんだけれど、
彼女はとってもデリケートで
私はどちらかというと神経が図太いんだ。
だから深入りするのをちょっと恐れている自分がいる。
何気ない会話をするぶんには
共通の価値観を持った大切な友達って思っているけど、
きっと彼女も。
むずかしいけど、大切なんだ。
だけどやっぱりどんなばあいも人間関係ってむずかしいね。
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