ハイウェイを聴きながら。
写真は憂愁の中にいるときに撮れるもの、 少なくとも私という人間にとっては。 そう思った。
ただきれいと思っているだけでは、 型にはめようとしてしまって、 そこには何も生まれなかった。
フィルムに焼き付けなくても、 まぶたの裏に 一瞬の感情と一緒に 景色の記憶が残っているのなら。 いつかまた似たような道を通るとき、 きっと思い出せる。
旅に出たいな。 その時また すてきな写真が撮れる。 育児と家事に追われて、 長い年月が過ぎて 生活に疲れても またいつか旅に出るよ、 老後にでも。 それもひとつの楽しみとして がんばるよ。
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