まだ、やってます。
今日も、かいこさんの日記。

2007年05月21日(月) 秋吉台の道

ひとりでできなくてどーする、
が合言葉。

結局ひとりで秋吉台行ってきたのですが、
結果的には言葉を静めて自分と向き合うのには
丁度よかったかも知れません。なんてね。
確かにひとりで近場にも行けなくてどうするよ、
とは思うけれど、誰かが一緒に居ることができるなら、
そうすることに越したことはないけれどね。
複数人に甘えるのではなくてね。
とにかく、本日はひとりでできるもん!!の日てことで。

さてさて、紫外線が‥とか気にしてたのも
歩き始めたら気になりませんでした。
帽子をかぶっていれば平気コバライネン。
5月の風はまだ爽やかでいいにおい。

秋吉台は一面が笹の葉の草原なのですが、
その合間合間に覗く白い石灰石がいっぱい。
特にその岩石群が集中しているところは
地獄谷と呼ばれている。
確かに地獄を思わせるような
荒涼として険しい山野。
大昔ここは海だったらしくて、
その当時の生物の死骸が化石化して白い石となって、
こんな奇妙な光景を生み出したそう。
そしてその台地の下には鍾乳洞の洞窟があって、
台地にできているドリーネと呼ばれる大きな窪みの下には
その石の成分が洞窟に溶け出していって、
つららみたいな自然の造形美が長い歳月を掛けてつくられている。
山間部の台地にいきなり開ける草原は圧巻、
洞窟内も観光用にライトアップされ幻想的。
みなさまも是非一度秋芳町においでませ!!
サファリランドもあるよ!!

‥うろ覚えなので正確性は欠くけれど、こんなかんじのところです↑。
洞窟は小学校のころ遠足で行った以来なので、
行きたかったけど、今回は台地を歩くことに集中!!
次回行ってやるもんね。
天気もいいしトレッキング。
ちょうど正午から3時間弱歩き続けた‥でも、
ひとりで、自分のペースでとろとろ(ぐずぐずともいう)
歩いたのできつくはなかったよ。
2つの山の頂点に登って下って
小さな森の木漏れ日を浴びて帰ってきました。

聞こえる音といえば‥
笹の繁みの中にたぶんヒバリが巣をつくっていて、
どこにいるのかわからないけど、
どこからということもなく四方からさえずりが聞こえて、
時々空へ舞い上がります。
万葉集のあの詩を思い出すのでした。
時々私の頭上にも舞い上がって、
はっと上を見上げたら、その羽根が、
羽ばたいているにも拘らず、
太陽を透かして透き通って見えるのです。
その羽ばたきの音。
遠くで子供の声、「ヤッホー」なんて言ってる。
基本に立ち返っていて、いいな笑
誰かが笑う声。
時々バイカーがぶぅんぶぅん飛ばす音とか。
秋吉台に車ではそんなにバイカー見かけないのに、
なぜか、ほんとにかぜか、カルストロードに入ったとたん、
バイカーは車両と同じくらい居る。
どこから沸いてくるんだろう、とはこのこと。余談。

ちょっとショックだったのは‥
ゴミはほとんどなくて綺麗だったのですが、
秋吉台には部分的に植生復元地帯と称されて、
立ち入りが制限されているところがあります。
人がたくさん歩いていったところは、
自然と笹が育たなくなり、獣道のように(人間道?)
道が現れていっているところがたくさんあります。
でも、舗装されている本来のルートより他に、
特に山の頂上へ続く近道になるようなルートなど、
通るべきではないところに道が出来て、
植生を阻んでしまっているのです。
立入り禁止!!と札がかけてロープも張られているのに、
その地帯から堂々と下りてきている男女が居ました。
え〜、ここ、立入り禁止ってかかれてるけど‥
いいのかな‥よくないよね‥と思いつつ、
ふと気がつくと、私の少し先を上っていたオジサンが
つと、と引き返してきて、私に挨拶しながら、
さっきの男女をオジサンも見てたのでしょう、
オジサン「あの人たちあそこ(立入り禁止地帯)から出てきたよね」
わたし「あ、私もアレいいのかなぁと思ってたんですけど」
オジサン「あっちのほうが近いよね」
わたし「え、ええ〜??」
といって、オジサンも立入り禁止地帯へロープを越え‥。
唖然とはこのことでした!!
みんなでやればこわくない、って
まさに今目の前で起こったこれのことぢゃない!
こんなので大丈夫かな日本人!
でも何にも言えない自分も確かに居たのですけど‥。
とにかくショックだったよ。
マナーを守れない大人、多すぎ。
そしてそれを注意できない人もいっぱい。
あとは、○○○○があったことで・・
野生動物が徘徊してる感あり、恐怖少々。

まぁ黙々と歩いてたらすぐ忘れてしまうわけで、
口笛吹きながら。
いつかまたウクレレ持ってきて弾くのもいいかもな。
途中ビデオカメラを手にしたおじさんと、
そのあとを2,3m遅れてついていってるおばさんに追い越されました。
二人とも軽装備にもかかわらず私よりすごいペース早い!
あっというまに向こうの丘に登って5mmくらいの大きさになる。
おじさんがオレンジ色のパーカを着ていたので、
遠くからでもよくわかるのです。
途中石碑があるところで分かれ道になっていて、
私は左の道を行って、ひとつ大きな山の上に上ったのです。
その頂上に石の腰掛があって、そこでお昼ご飯食べてたら、
ふと、向こうの山の頂上辺りにオレンジ色が見えるではないですか‥!
あのおじさんとおばさん、石碑の分かれ道を右に進んで、
この広い秋吉台の多分隅っこのほう、
入り口からいちばん離れた奥の奥の山のてっぺんまで
行ってるのです。もう0.8mmくらいの大きさ。
‥ま、負けた。さっきはこんなに近くに居たのに、
あんなに遠くまで行ってしまうんだね。
その感覚がなんだか不思議でたまらない。
よし、今度は私もあそこに登ってみよう、と思うのでした。

そしてその山を下って少し広い道に出る。
次に歩くときはこういうコースで‥などともう考えてる。
山の裾をぐるりと回るように迂回したら、
また別の山に登る道があって、
赤いバックパックを背負った旅人風の人が、
その道を登っていって小さくなっている後ろ姿が見えました。
そのまま頂上へ登っていくかと思って見ていたら、
途中で道もないようなところへ逸れていったのです。
草原は晴れ間と雲の陰とがまだらに落ちている。
もう少し早かったらすれ違ったかも知れなかったのに。
その人は時々足を止めながら、もっともっと小さくなっていくのでした。

上り坂、下り坂、細い道、広い道、
コンクリートの道、ぬかるんだ道、
一本道、分かれ道、抜け道、
先の見える道、行く先の見えぬ道、
空へと消える道、一息つく場所、交差点、
近づく人、遠ざかる人、
すれ違う人、すれ違わぬ人、
道順の展望、始まりと終着点、
よく道という言葉は人生を重ねて言われますけど、
なんだかそのとおりだよなあ、なんて、
まじめぶって今更ながらに思うのでした。
こうして歩いてみると、尚更そう思うのでした。

角島はやっぱり遠くて‥
秋芳から三隅に抜ける道路は
わりと走りやすくってよしよし、
千畳敷にも行ったよ!
天気もよくてごきげん。
ひとりでブランコ乗ったけど‥
ひとりやと独り言多くなるね。
私だけかな。けっこう面白い独り言いうよ。
聞かせてあげたいけど、
聞かせるときには独り言にならんしね。
独り言でも自分楽しいから、
いいのか何なのかですよ!
いいに決まってますよ、
楽しいに越したことはない。
すごいポジティブだ‥。
そんな一日。気分的に開放感溢れていたので、
思ったほど疲労は蓄積しないのでした。よい傾向。
またやりたいこと、行きたいところ、増えたのでした。
とってもよい傾向。


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