外に出たら脳みそこりこりの呪縛から 文字通り解き放たれた気分になるのであった。 一年でいちばん過ごしやすい時候ではないか。 それが今年は彼是九月入りから一カ月以上 続いている気がする。 今年は夏が短い変わりに、秋の入り口が長いのだ。 外にはフラメンコのスペインの旗がたなびいている。 ここ田万川はフラメンコが盛んで 今度の国民文化祭には盛大な催し物が執り行われる。 これからお祭シーズン、年末へと雪崩れこんでいく。 まぁそんなのは私にはどうでもよくて、 風に吹かれたり流されたりしているものを見ると、 目の前がぼうっとして、 あたまの中までさらさら風に吹かれた感覚になる。 冷たいコーヒー飲んだら、脳みそとろとろ。 今日はまたぎゅうぎゅうに詰まった仕事具合だった。 もう休んでもいいだろう。
稲穂の焦げたにおい。 そこいらじゅうの田んぼは稲刈りも終わって こんがりした稲穂の乾燥したにおいのかぜは、 一筋のにおい、というよりも空気そのもの。 魚が水の中で生きるように、 その中で育ってきた人間にとっては 秋を知るしるしの大きなひとつに他ならない。 なつかしいんだぁ。
昨日はコスモスをたくさん撮ったよ。 たましいを削り取るというよりか 搾り込むといったところだ。 疲れ果てて夕方の用事は全部キャンセルしてしまった。 それで、ぜんまいざむらい見たあと 夢と現と行き来して、 こないだ笑ってヨロシクにご出演された 愛さんのお父さまに、梨のお礼にといただいた とれたてピチピチのカンパチ丸ごといっぴき、 お刺身とあらの煮付で頂いた。 きっと朝はまだ日本海を泳いでいただろうカンパチ。 ぷりっぷりのとろとろり。 あらもさっぱりしてる。 新鮮なのはちがう。 白桃のチューハイがこれまたお誂え向けで。
ときどき秋の空気は切なくなる。 なにに切なくなるのか なにを想うのかわからないけどね。 みんなこんなに切ないなか 生きてるのかなぁ。
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