朝、静かな雨でした。 雨音が気配で感じられるくらいのそれ。
窓辺で洗濯もの干してたのだけど、 (雨の日の洗濯ってしんみりするね。) 霧雨になったと見るや否や マクロとピンホールもって、 傘差して、 川向の彼岸花を撮りに出掛けた起き抜け。 カメラは湿気要注意。 ピンホールなんて紙製だから、もっと要注意。
彼岸花はもうピークを過ぎて、 色褪せて白っぽくなって しまっていたのかと思ったら、違った。 東の雲はやがて流れて晴れていく兆し、 鮮やかに光る曇り空を映した 白い白いしずくの粒を、 まんまるのしずくの粒を、 小さな細い腕にたくさん纏っていたので 白っぽく見えたのでした。
マクロの写真集も作りたいな。 きっと見たことあるようで、 見たことない、世界に違いないよ。
そして昼前までまた一眠りしているあいだに 晴れてしまい、 しずくは融けてしまった。 あの時間は確かに私を呼んでいたのだね。 一期一会の景色である。
ぼやけた彼岸花のしずくの輪郭、 明瞭なのはしずくの中の世界。
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