桜は今朝の風で散ってしまったね。 なんとも終焉の侘しさただよう花の色。 清少納言に言わせると、 色褪せがちになりて、いとわろし。 でしょーか。 なんともはや。
でも桜って、 つぼみの色は濃いですよね。 花開いた様を近くで見ると、 あの桜色はそれほど感じられないのですが、 少し距離を置くと、 ふんわりと、全体的に、 あるのかないのか、霞か雲か、 なんとなく桜色がある雰囲気、 みたいなかんじで、 あの色を感じることができますね。 奥床しくて不思議な色。 でもつぼみはその色がはっきりと、 目にとって見れますよ。 きゅっと結んだ、 かわいい色。
くるまで横を通ると、 散り際の花びらを巻き上げてしまいます。 なんとも赴き深い。 春の雪のようですね!
仕事は今日もいそがしいそがし。 一日中ばったばたしてて、 はふん、だよ。
ヘッドライトに浮かび上がる、 夜桜はいとをかし。 散っていく花びらも雪のようだけど、 暗闇に浮かび上がる大きな桜の枝は、 水墨画の雪山みたいで、 一瞬だけ異世界にして通り過ぎていくかんじ。 枝の合間にはもう夏の葉が顔を覗かせて、 4月になって、5月になって。 ああ、今年も花嵐のなか、歩きたいな。 もう春は過ぎていくんだな。
|