消防団長 隠居日記
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あ〜、鳴ってる。と思って目を覚ます。 消防車のサイレンが鳴っている。ホントに鳴ってるよ!あわてて火災案内に電話する。火災案内というのは、現時点でのこの地域の火災情報でその内容によって、我々消防団が出動するか判断するのだ。 火災案内は建物火災と言っていて、しかも現場は近い。急いで着替える。着替えながら、今何時だろうと時計を見ると4時50分。あーあ。
車で消防小屋へ。前を行く軽トラはやはりうちの団員の車だ。2人で消防車に器材を詰め込む。でも2人じゃ出動できない。他の団員に電話しているともう一人団員が駆けつけた。とりあえず3人で出動。サイレン鳴らして現場に急行。その間にも団員に連絡。連絡がついた団員には、現場に直行するように指示する。
現場はなんとうちの分団の管轄地区だった。消防署の車が3台出ていて、火はもう消えていた。アパートのドアと自転車、エアコンの室外機が焼けている。自転車の燃え方がすごい。自転車ってこんなに燃えんのか?ゴムの部分は完全に溶けている。これはたぶん、自転車に油まいてつけたんじゃないのか?
大した事ない火事だったので、後から来た他の分団は帰っていった。でも、管轄地区担当のうちの分団はお残り。消防署の車が帰るまでそこにいる。やはり朝は寒い。身体が勝手に動く。なにげに規律の練習。ああ悲しき消防団の性。
私は仕事があるので、6時半には帰ってきたけど、みんな何時までいたんでしょ?ご苦労様。
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