カンラン 覧|←過|未→ |
しかも部長さんの席の真後ろの棚の上, テディ・ベアを思わせるような優しい色合いのイヤァ・マフ。 いや,確かにいでたち的には似合うだろうけど・・・が,しかし・・・。 と箒握ったままひとりでしばしふんがっふっふ。 結局ちりとり持ってごみを集めにあらわれた 男性職員さんのものであることが自己申告により判明。 すっきりしました。 それにしても結構可愛いくせに¥100で買えるとは。素晴らしい世の中だ。 予想はしていたものの,部長さんの持ち物でなかったのが残念。 はめたことあります?イヤァマフ。 ちっこい頃に毒々しい色+人気のアニメキャラのイヤァマフが羨ましくて羨ましくて。 きっとクラスの誰かが学校に持って来てたんだろな。 けどうちの親はそういうの(→キュウトなキャラクタァ系。)が大嫌いで買ってくれなかった。 んで,いやらしいチビエスはおばあちゃんにタァゲット変更+ロックして イヤァマフを持ってない自分がどんなにみじめだか熱弁をふるって うまぁい具合に入手しちゃったわけです。 あぁ,いやな子。 そのお店でのことなんですが, 忘れられない光景。衝撃の瞬間。 孫の安全を考えて,おばあちゃんはイヤァマフを試着した私に声をかけます。 「エスちゃん,聞こえる?」 私は答えます。 「聞こえない。」 ・ ・ ・ 「エスちゃん,ちゃんと聞こえてる?」 「聞こえないよ。」 ・ ・ ・ 「エスちゃん,聞こえてるでしょ?」 「聞こえない!」 ・ ・ ・ しばらくこんなやりとりが続いて,ふと店員さんがひとこと。 「あのぅ・・・音楽とかは聴こえないよ?」 ・ ・ ・ !!! えっ!そうなの? そうです。 私,イヤァマフとヘッドフォンておんなじものだと思ってたのです。 ならばもちろん何だか楽しげな音楽が聴けてなおかつ可愛いイヤァマフの方が断然素敵だろうと。 おそるべしお子様系勘違い。 勝手に勘違いしときながら,もうその後の落胆ぶりと言ったら! 喫茶店で大好きなシュガァ・クレェプを食べさせてもらっても悲しみは消えず。 そりゃ文字どおりの肩がっくし。 そんな出来事を思い出させてくれた今日の某氏のイヤァマフ。 ちょっと切ない夕暮れ時です。 あ。何だかんだ言って結局イヤァマフは買ってもらったんですけどね。
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