カンラン 覧|←過|未→ |
えっちらおっちら少しずつ手袋のかたちになっていって どうにかこうにかクリスマスまでには編みあがりました。 (飾りにつけた羊毛がうまいこと定着せず ちょくちょくメンテナンスが必要なようではあります。) 手袋が私の手を離れた暁には 次はモヘアのマフラァに取り掛かることにしようと心に決めてました。 シンプルなかたちに小さな穴がぽこぽこ並んだようなデザイン。 いかにも女の子っぽい感じが自分で編むにしては新鮮で。 これにしよう,これにしよう,って決めてたマフラァ。 選んだ毛糸は今まで使っていたものと比べてうんと細い毛糸。 モカっぽい色。 ものすごく鮮やかな緑色。 やわらかいうぐいす色。 3つの毛糸玉を手にとってあーでもないこーでもないといつものように悩んだ末に 選んだのはうぐいす色。 編み上がりを想像したとき,一番私らしいような気がしたから。 (ちょっと違う雰囲気にもかなり惹かれたのだけれど。) 勢いがついてた割りには年末のばたばたで手をつけることができず 今日になってようやく袋から出して しゅるしゅるしゅると毛糸を引っ張り出してみることにした。 1回目。 単純に編み図とにらめっこして編み進めるも, 途中の図の省略部分でわからなくなり潔くほどく。 2回目。 ゆるい編み方が気になりほどく。 3回目。 適度にきつく,慎重に編み進めるも,どこかで目を落としたらしく観念してほどく。 4回目。 ふと勘違いに気付き,これではいけないとふりだしに戻る。 ・ ・ ・ その後もろもろの理由で何度も何度もやりなおしをして ・ ・ ・ ようやくパターンの法則に気付き(遅っ!),図なしでも編めるようになる。 まだまだ先が長いのはわかっちゃいるけど,ここまで大変でした。 いや,自分の間違いに気付ける人, そっからうまく後戻りできる人なら問題ないんですよ。 いちいち全部ほどかなくっても間違ったらすぐ後戻りしてまたすぐ進めばいい。 それが私にはなかなか難しいことなのでね, 編んでる過程で無駄な時間を過ごすことも多々あるわけです。 何シーズンか編んでる上で心に決めたこと。 間違ったら放置しないこと。 変にごまかそうとかせこい考えに走らないこと。 面倒でも遠回りでも戻る勇気をもつこと。 ・・・とっても大袈裟? えぇ,編物のおはなしが続いてるんですよ。 私,根性とかそういうのに欠けてるって自覚,たんまりありますから。 甘い! ゆるい! せこい! ・・・これ以上続けると新年早々にしてぐんにゃりしてしまいそうなのでやめときます。 まぁ,今日のこの日記を読み返したら今年の抱負めいたことも ぢんわり感じられちゃったりするかも知れませんです。 ちょっと嫌だけどお得感漂う日記です。 そうそう。 話を戻しましょう。 編むほどく編むほどく・・・の繰り返しで 極度に疲労したモヘアは必要以上にモヘアな雰囲気を増し, 途中毛玉みたいなのもできちゃう始末。 あぁ,なんてぶきっちょなんだ。私は! なんて元も子もないことをきぃぃぃぃっとなりかけた頭で何度も思っては セルフ冷却装置を作動させるこれまた地道な作業。 いやぁぁぁぁ!!っとなりながらもやめられない編物。 毎年,毎年,罪なやつです。 ちょっとのってきてるのでまたしばし没頭します。 お正月のゆるりとした空気の中, 静な日記のつもりが案外動(極めて内的。)な日記に仕上がりましたね。 私,結構ふつふつしてます?
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