ひぐらし原作者曰く「プライドの下がりきった男性が、自分無しでは生きていけない『恋愛依存症の女の子』を求めた結果がヤンデレである」とのことなので、早瀬の好きな「依存系ヤンデレ」は正しくヤンデレであると言えよう。
自分と相手が人間としてはぶっ壊れてもいいから、一途に互いを求める世界が二次元にならあってもいいと思う、プライドの下がりきった腐女子の早瀬である。
オペラ座の怪人のファントムがそうだし、たぶんアリオス（レヴィアス）もそうだろう。
強烈な自尊心の裏返しで劣等感も強く、独占欲が強くて、浮気でもしたら首絞めかねない。まあ中二だ。要は。
一方、乙女ゲームでしばしば見られるもう一つのヤンデレ形態が「過保護系ヤンデレ」であり、主人公の年上の幼馴染やヒロインを溺愛する兄などが陥りやすい。
基本的にこれら過保護系ヤンデレは「年上」「身分が上」で設定されており、ヒロインを守るためにヒロインを監禁し自由を奪うことも辞さない。
また、それに対してあまり罪悪感がなく、DVの場合のようにやった後で「ごめんな」と言いながら優しくする、という面があまり見られない。
基本的に彼らは依存系と異なり、自己評価には問題を抱えていないため、自分のしていることに悩まない。
「お前のためにやっているんだよ」という親心的独善を振り回してくる。
このへんが「かわいくない」と早瀬などは判断するのである。
「星コミ」の安達亮は、どちらかというと過保護系だが依存系要素も混じっていて、独占欲は強いが監禁まではしない。
そんな亮は好きである。
BWSの双子はヤンデレと呼べるかどうか疑問である。
メヨーヨは若干「依存系」であるが、以前手に入らなかったものの身代わりとしてヒロインを求める面が強すぎるし、オージェもそうだが、「裏返しの劣等感」には全く無自覚なため、相手に暴力を振るうことで依存している自分達に最後まで気づかない。
これまた「かわいげがない」。（特にオージェの場合依存対象がメヨーヨなのでヒロインは二次的）

というわけで「過保護系ヤンデレ」＋「罪悪感がない」＋「身体的自由を奪う」の組み合わせが最も苦手で、「依存系ヤンデレ」＋「罪悪感はある」＋「身体的自由は奪わない（構ってちゃんなので結果的に精神を束縛することはある）」が好物ということになろうか。
ここまで書いたけど全然我ながら合ってる気がしない（笑）
萌えは理屈で割り切れないからなあ。
フィリップ様とかアルルは別にヤンデレじゃないし（笑）