| 2007年05月06日(日) |
『硫黄島からの手紙』 |
ながら視聴だったので、あまり的を得た感想ではないことをお断りしつつ。
「よくできている」とは思います。日本でこういう映画が作られなかったことが残念。 ただ、本作品全体を貫く「無力感」(特に、主人公である二宮和也の中盤までの言動に象徴されている)がしんどいかもしれません。 見終えて感じるのは感動でもなんでもなく、「戦争とは大いなるムダである」というニヒリズムです。 このニヒリズムは正しい、と個人的には思います。 しかし、2時間半それを思い続けるのはちとつらい。 また、二宮和也が高校生にしか見えず、大事な台詞に重みが感じられないのもマイナスかと。 そしてバロン西が「男前」と言われているのに伊原剛志・・・イヤ、これは好みの問題なので、演技には文句はなかったですが。 タイトルに入っている「手紙」の使い方も微妙でした。もう少し「手紙」を軸にしてもよかったような。 でも、これは見たからこその文句。見ないよりは見た方が断然いいという種類の映画です。
早瀬の祖父は大戦経験者です。 軍隊での話もいくつか聞いたことがあります。 殴打と不衛生と理不尽の話が中心です(苦笑) 私が、戦争なんて全然カッコいいものではなくて惨めで汚らしく非人間的なものだと感じているのは、そのためです。 最近の若い人だと、祖父母から戦時体験を聞くことも少ないかもしれませんので、ワタクシのような年寄りが又聞きでも記しておくことには意味があるんです!(栗林さんの真似)
ところで気になっているのですが、「父親達の星条旗」には日本兵の「姿」は出てくるのでしょうか。「硫黄島」の方では「敵も人間であり、いい奴もいればクズもいる」というふうに描かれていたのに対し、「星条旗」ではどうなのかな、と。
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