| 2007年03月11日(日) |
オペラ座の怪人(四季7回目) |
これがMY楽です。昨日見てきた友人が「佐野さんだったよ!」とメールをくれたので、「どうか本日も佐野ファントムでありますように〜」と祈りました(笑) 祈りの甲斐あってか、見事に佐野さんでした!! テンション上がりますよー。だって、前から3列目ですもん。こんなに近い席は久し振りです。
<本日のキャスト> ファントム→佐野さん クリスティーヌ→西珠美さん(初) ラウル→鈴木涼太さん メグ・ジリー→西田ゆりあさん(初) 支配人ズは林&小林コンビ。
「歌が上手い」と評判の西クリスが見れたのもラッキーでした。 シャンデリアが真上に来る列の上手端の席だったので、舞台がめちゃくちゃ近い! いつもは2階席が多いので、こんなに近いといろいろな小芝居(笑)まで気がついて面白かったです。猿のオルゴールは客の座ってたとこから取り出してたんかい!とか、メグとクリスティーヌがブケーの梯子に隠れて移動するのは、位置取り間違えたのかな?とか、「支配人のオフィス」でアンドレさんとフィルマンさんが「まったくもう」ってな雰囲気でこっそり会話をしているのとか、メグがマダム・ジリーと何か話しているとき「ママ」と呼んでいるような口の動きがあったりとか、「イル・ムート」の殿様が両手を上げ下げしているのが余計におかしかったりとか、ほんといろいろ。「All I ask of you」のリプライズで天使像に乗ってるファントムは全く見えない位置でしたけども(笑)これはまあ仕方ありません。シャンデリア落下の迫力がよかったです。 西クリスは前評判どおり、むちゃくちゃ上手いです。声に芯があって、綺麗に出てる。この歌を聴くだけでも数千円の価値があるかもしれません。「Think of me」は明らかにカルロッタより上手(笑) 苫田さんのようにはっきりとファントムが好き、という演技ではないんですけど、揺れる女心が流れに沿って割合素直に見れました。優等生っぽいけど脆さもあって可憐、という、ちょうどバランスのいいクリスティーヌだと思います。 何しろ上手いよ。 鈴木ラウルは、前に見たときよりもお兄さんぽい感じがしました。村ファントムの場合は「若さで対抗!」みたいになるせいでしょうか(笑) 「リトル・ロッテ」あたりでは肩に力が入った「お兄さんぶってる」感じがありましたが、その後は正統派の好青年ラウルでしたね。一部で芝居がどうこう言われてましたが、そんなに悪くないと思います。「All I〜」や「怪人の隠れ家」での優しさの滲み出る目が印象的。 西田メグは、四季特有の(苦笑)「上手いアンドロイド」という感じもしましたが、しっかり者でクリスティーヌのお姉さんだと自分で思ってるみたいな、独特のキャラになりそうですね。 そしてそして、大本命の佐野ファントム。 もうね、むっちゃくちゃよかったです。 新しいファントムが確立したな、という感じです。 「Music of the night」では、クリスティーヌを連れこれて嬉しくてたまんない、みたいな(笑)表情が可愛かったです。この歌は個人的には「子守唄」というイメージですが、佐野ファントムは好き好き光線出しまくってます。可愛すぎです。 仮面をはがされたときの絶望感も伝わってきました。「おお、クリスティーヌ・・・」って何か言いたくて手を伸ばすけど、途中で握り締める。切なかったです。 クリスティーヌに裏切られて、シャンデリアを落とすときの台詞回しにはキレた狂気が感じられ、「おおーファントムだ!」と実感。高井さんはストイックだった人がキレる、って感じなんですが、佐野さんは、好きすぎて裏切られた子供のような怒りでしょうか。怖かったです。重いというか、思い込み激しいよ!というか(笑) イヤ、ファントムってそうだと思いますよ。 「The point of 〜」でも、好き好き光線出しまくり。クリスティーヌは、最初の一声でファントムをイメージしている表情(あくまでも彼女の中に残っている彼への想いの純粋型、という意味ですが)で、手を放してくれないあたりでピアンジがいたはずの部屋のカーテンに目をやるので、ここではっと我に返り入れ替わりに気づいたのだと思います。2幕のクリスティーヌは、とにかくつらそうな顔が痛々しい。 フードを取ってファントムが指輪を与えるシーンからはほとんどオペラグラスで佐野さんの表情にかぶりついてました。いとしさと苦しさと「好かれたい」という想いが交互に彼の顔に表れて、胸に迫ります。 佐野ファントムは微笑を浮かべていることが多いですね。無理に強がっている、余裕ぶってみせているのですが、ふとした拍子に「この顔でさえなければ素直に伝えられるのに・・・」という感じが覗いて、それがまた切ないです。 隠れ家でクリスティーヌに選択を迫り、彼女の決死の(笑)キスで何かが満たされ、そして、彼はすべてを許しました。 指輪を返しにきたクリスティーヌに「I love you」と歌いかけるときの表情でそう思いました。ああ、彼は、ラウルと生きていくことも含めてクリスティーヌのすべてを許したんだな、と。それに気づいたクリスティーヌもつらそうでした。 今この瞬間なら、この人を選んだかもしれない。 でも、もう選んでしまった。 その結果だから、やり直しはできない。 もっと早く、彼がこんな顔をしてくれていたら・・・とそんな印象を受けました。 「行け! 行ってくれ、お願いだ!」で、佐野さんマジ泣きでした。しゃくりあげ震える背中。くあー切ねえ! 鼻水まで出てますがな! しかも、残されたベールを抱き締めてまた微笑み、そして、泣きそうな顔になる。 いつもいつも、この人は嬉しそうな顔の裏側で泣いていたのかもしれません。 早瀬もファンデが剥げ落ちるほどだーっと泣きました。なんかいろいろな想いが去来してしまって。 これでしばらく見られないのが本当に寂しいですが、最後に素晴らしい舞台をありがとう佐野さん! アイラブユー! これからの15年もオペラ座の怪人を愛し続けていたいです。 大阪へ追っかけたい・・・(笑)
そうそう、ベールを抱き締めるシーンで佐野さんに特徴的なのは、「ライナスの安心毛布」みたいな抱き締め方をするところです。 クリスティーヌ自身のようにお姫様抱っこする人もあり、縦長にたたんで(笑)大事そうに抱える人ありですが、佐野ファントムは体中で抱き締めている感じなのです。 「大切な思い出」になんかまだできず、痛みごと愛を抱える。 泣かせます。
てゆーかそろそろ高井さんか佐野さんでCD新発売して下さいよ。
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