早瀬の呟き日記

2003年03月27日(木) ヘンリー・ダーガー展

無名の天才ひきこもり芸術家(?)、ヘンリー・ダーガー展に行ってきました。
4歳で母と死別、8歳で児童施設に預けられ、12歳で知的障害児童用の施設に移され、17歳でそこを脱走。老年になるまで掃除夫などをしながら暮らしたが、夜はライフワークとなる物語「非現実の王国で」のイラストとテキスト執筆に費やす。
これは「ヴィヴィアン・ガールズ」という女の子7人組が、子供を奴隷にしている大人の国と戦争をするカトリックの国の戦士として冒険する物語なのですが、いやー子供が首を締められたり、内臓飛び出させて死んでたりのイラストが大きい紙に描かれてて、かなり凄惨です。独学でコラージュを使ったイラストは確かに、ヘタウマというのか、なんともいえない味があって、天才といえばそうなんだろうな、という感じ。しかし、なんでこの人こんなに子供の絞殺とスプラッタな死体ばっかり描いてんだ、とか、なんで女の子におちんちんついてるんだ、とか、それなりに可愛いイラストとその裏にある鬱屈したものとのバランスが結構怖かったです。しかも自分を物語に登場させてヴィヴィアン・ガールズに「知ってる。あなたは英雄だわ」なんて言わせてるあたり、なんだかなあ・・・という感じ。
いや、面白かったですけどね。「聖なる心臓」っていう絵が結構好みでした。
「作者は常に作品より小さい」とは佐藤亜紀の名言ですが、まさにそんな感じでした。だって、本人はフリーターのロリコンおじさんで生涯独身、まあ要は駄目人間ですよね。しかし、イラストには妙な迫力や味があって、オタクスピリットも究めれば芸術になるという例なんじゃないでしょうか(笑) 
どうでもいいけど「ヴィヴィアン・ガールズ」って、そのうち大塚英志あたりが使いそう(笑)
いやー帰りは天気が良かったのでハイになって、ずんずん歩いて渋谷まで行ったら疲れたのなんのって・・・もう二度とやらんぞ。

精神状態はいつになくハイなんですが、まだ胃の調子が悪い・・・。吹き出物も治らない・・・。えーん。


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琳 [MAIL]