早瀬の呟き日記

2003年02月11日(火) 「T.R.Y」(ネタバレ)

見てきました。結構面白かったです。ええ、まあ・・・細かいところにはこだわらない造りではありましたが(笑)ツッコミどころもかなりにありましたが(笑)面白いには面白いです。はい。
上海で仕事をしている詐欺師(というかペテン師)の伊沢修は、ある事件をきっかけに、日本から武器を横取りするという中国の革命グループの計画に協力する羽目になる。
この「羽目になる」ってとこからしてもう受モードが発動してるんですが(笑)映画全編に渡って伊沢はそれはそれはもう皆に愛されるのですよ。一目惚れしたとしか思えない、本筋にあんまり関係ない殺し屋のストーカーとか(こいつはなんと女装までして伊沢を追い掛け回すのです。愛ですね、愛です)、ロシアでも革命家に愛されるわ(死に別れて心の傷になるってあたり、受のお約束ですね)、韓国人の相棒にも愛されてるわ(見詰め合うしいちゃいちゃするし、見ててこっぱずかしいです)、革命グループの中心人物にも愛されるわ(この人は走ってる機関車の前に飛び出して「伊沢が手に入れてくれた武器は渡さない!」と叫ぶのです。武器も大事なんだけど「伊沢が手に入れてくれたから」大事なんだとしか解釈できないのです)、「兄貴」と慕う年下の可愛い子(美少年ではなくて爽やか系なとこがポイント)はいるわ、情報屋のオヤジさんにも気に入られてるわ(「あいつら(革命グループ)馬鹿なんだよ」と言う伊沢に「お前、そのお馬鹿さんが好きなんだろ?」)、上海裏社会のボスを味方につけるのに「殺し屋が怖くて眠れないんです。心優しい李先生、私をどうか助けて下さい・・・(涙眼)」とか色仕掛け使ってるし、もう伊沢総受。男も女も虜にしちゃうペテン師伊沢修。世界中で本名使ってりゃそら逮捕もされるわ、トリックもバレるわ。確かに三流かもしれん・・・が、何故か世界中で愛されちゃうペテン師伊沢修。
騙し騙されるライバル役の東中将(渡辺謙)がまたサドっぽくて素敵。片掌で翻すマント(ここはあえて外套、と呼びましょう)がもう、かっこいいのなんのって。あのダッサイ日本陸軍の服が、着る人間によってこうまでかっこよく見えるのかという見本でした。そんなカッコイイ東中将がですね、伊沢を捕まえて拷問する訳ですよ。こりゃー映倫にカットされたアレやコレなシーンがあるんだろうなンフフ、と妄想させられること必至。見詰め合いもやーらしいですしね。
なんか、織田裕二氏は「ヒーロー」の定義がおかしいんじゃないでしょうか(笑) ヒーローってヤローどもからオールラブされる人のことなの?(笑) 中国語韓国語ドイツ語英語を操るあたりは結構かっこいいですけど、それすらも「頭脳明晰系受要素」にしか見えない・・・(笑) 彼はネホモ(一見ヘテロだが根がホモな男)ですね。間違いないです。「ホワイトアウト」もそうですが、「主人公=ヒロイン」→「ヒロイン不要」な映画は織田裕二出演のしかないのでは・・・(笑) 「踊る大捜査線」も見ようによってはそんな感じだったけど(皆青島君が大好き/笑)、あれには純情可憐な無敵のヒロイン室井慎次氏がいましたからねえ・・・。
まあそんな訳で(笑)ちょっとアクション過剰かなーとか、歴史観がどうとかありますけど、そんなの言ってもしょうがないし、結構騙し騙されが面白いので、損した気にはなりませんです。
あー「レッド・ドラゴン」と「戦場のピアニスト」も見たい・・・。


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琳 [MAIL]