2002年05月02日(木) |
ガンパレCDとパラレルのこと |
臨時収入が入ったのでガンパレドラマCD「少女幻想」と「英雄幻想1」を購入。こうしてオタク貧乏になってゆくのだな・・・フッ。矢上さんに緑川光というぶっ飛びキャスティングに衝撃を受け、瀬戸口と壬生屋の恋(?)に涙し、青の厚志とA(CV:立木冬彦。やはり第2世界の魔術師は歌が上手くないといかんのだな))の怖さにびびり、相変わらず芝村のいいように踊らされている(笑) いーんじゃいーんじゃ。 せとぐちー、壬生屋を泣かすなよお〜(泣) 未央ちゃんはなー未央ちゃんはなー・・・ぐすぐす。←お前が泣いても・・・。ついでに舞を抱き締める来須にも泣いた・・・。
さて。 同人誌には「パラレル」という方法があります。早瀬にとって、かつてパラレルは「禁じ手」でした。理由は色々ありますが、まず第一に「よくあるネタ」になりがちだということ。天使、悪魔、吸血鬼。そういった「アイテム」は殆どすべてのジャンルに共通して見られます。そうした「どっかで見たネタ」を使うのはよろしくないと。まあ自分的にそう戒めていた訳です。 次に、パラレルにすることによってそのキャラを使う必然性がなくなってしまうという危険。 例えば、現代の高校生でちょっと不良っぽくてバスケをしている(汗)キャラが2人いたとしますね。彼らが、江戸時代の浮世絵師になって互いにらぶらぶであるという話があったとします。 ・・・早瀬はここで首を捻るのです。 それって、既に違うキャラになってるんじゃないの?と。 「よくあるネタ」じゃない独創的な設定を作れたとして、さてそこにそのキャラを当てはめて、それってホントに××くんなの?オリキャラじゃないの?という感じです。 仲間内でもこれについてちょっと意見を聞いて、わかったのは、「キャラに対する愛情度の高さによる」ということでした。つまり、そのキャラに思い入れが深いと、割と無茶な設定を持ってきても違和感がなく、逆にそう好きでもない場合は違和感を抱きやすい、と。 早瀬はそれまで、そのカップリングにおいて「書きたいこと」というのが大体決まっていて、それが終わったら後はもう下手にいじりたくない、という気持ちが強かったのです。だから1ジャンルで長く活動はできなかった。従って、パラレルを使う必要に迫られなかったし、もしそこまで行ったならそれは、「そのジャンルで活動することの終わり」を意味すると考えていました。 しかし。 最近、結構長く続けているジャンルがございます(笑) しかも各キャラへの思い入れもそれなりに深くなりつつあるようです(笑) これは、割と一面的な解釈で済ませられる「2次元キャラ」と違い、3次元の人間は非常に複雑な面を持っているという「情報量の多さ」のためでもあります。 徐々に、自分の中でパラレルが「禁じ手」でなくなりつつあるのを感じます。「サナティック〜」シリーズ(中断しててすみません/汗)ではまだ、「最低限、現代のミュージシャンであるという点だけは確保しよう!」と思っていたのが、「夏の屋」では杉原氏はまだしも、小野瀬氏がなんと(左遷されてはいますが)軍医になっております(笑) ここには「最低限、小野瀬氏の反骨精神を活かす境遇にしよう!」に譲歩した跡が見られます。そして今や、「横溝正史なJ×SUGIがやりたい!」などとまで考えている始末です。 あの頑なだった早瀬はどこへ行ってしまったのでしょう(笑) 最近考えたのは、3次元の人間の場合「演じている」と考えればそれほど不自然でもないのではないか、ということで、真ちゃんがヤの付く職業(やおい作家ではない)を演じたり、RYUが駄目人間な小説家を演じるのと同じ様に、Jさんが何かの「役」やってもいいんじゃないか?と。よっぽどイメージと会わない「役」を振り当てさえしなければ。 そんな訳で今は、「ありきたりでないネタ」と「自分にとってのJ×SUGIらしさ」とのバランスを考えながら、面白い話が書けたらいいなと思っているのです。 これは成長なのかな、堕落なのかな(笑)
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