熱帯夜、あしたがかんがえられない夜。


基本的に、すごく倖せな環境で育ってきてると思う。

両親大好き!とかいうわけではないけど親のことは尊敬してる。
あの人たちは、私ができないやろうなぁってぼんやり思うことを、
当たり前って気づかないくらい当たり前にしてきている。

そういうのは、なんだかすごいと思う。


ちゃんと怒って、悲しんで、楽しんで、生きること、
生活していくことって実は結構難しいことで。
バランスが取れないと自分の内面がどんどん汚くなっていくし。


姉が4月から一人暮らしをしだしたので、
この前やっと遊びに行ってきた。

あぁ、なんか、姉妹なんやな、って思うことがすごくいっぱいあって。
姉は確実に母に似てきているし。
母は確実に祖母に似ている。
それでも違う部分がいっぱいあって。
そういうときに、あぁ、家族なんやな、って感じる。

遠くて近い。
ちょうどいい距離が、家族にはいつも必要なんじゃないかしら。

そのバランスが崩れて、父は心の調子を崩したことがあるし、
そのバランスがうまくはかれなかったころの私は苛々していた。


家族の中では、すごく自分が愛されていることがわかって、
そういうことを気づいたときに本当にびっくりする。

無条件に与えられ続けているものには、やっぱり気づきにくい。
それがなかった頃を知らないから。
久しぶりに姉に会ってそういうことに気づくばっかりで驚いた。

ちゃんと大事にされることって、嬉しいことで、倖せで、温かい。
そういうことを、誰と比べるからでもなく思えることが大切なんやろうな。
誰かと比べられた倖せは、いつでも少し哀しい。

まぁ、そういうことをしてしまいがちなんやけどね。
あんまりしたくないなぁって思う。
倖せは倖せそのまんま受け取りたいな、と。

そういうことを、なんだか考えたのでした。

2006年08月04日(金)

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