初めて・・・かもしれない。 ちゃんと深谷祭りに行ったのは。 のりくんと知り合ってかれこれ10年以上経つけれど、行くのは決まって熊谷のうちわ祭りか深谷の七夕祭り、それと熊谷の花火大会だった。
うちわ祭りは人手が多すぎて最終日の叩き合いなんて、遠巻きに見てるのが精一杯。 小さい頃からそういうもんだと思っていたけど、一度のりくんと叩き合いしてる中心部にもぐり込んだら・・・大変だったよ。 もう、おしくらまんじゅう状態で、周りから容赦なくぎゅうぎゅう押され、行きたい方向に行けないし、周りのオヤジは酒臭いし、足は踏まれるしぼろぼろになってすっかり気落ちしてしまった悪い思い出。
でも、深谷はそれほど人出もないから叩きあいしてる山車のすぐそばで様子を見られるの。 だから臨場感アリアリですっごくコーフンしたよ。 さらしを巻いて最前列で太鼓を叩くお姉さんはカッコよかったし、ばちを振り上げる腕のタイミングがバッチリ揃ったところはかなりドキドキした。 「みんなで何かを作り上げる」ことが大好きな私は、息を揃えて一心不乱に叩き合う彼らの姿には思わず涙がジーンと込み上げそうになった。
みのりも、小学校にあがって希望すれば山車に乗れるかもしれない・・・。 意外に目立ちたがりやでミーハーな私は、自分が田舎で山車に乗れなかった(うちわ祭りは街中に住む人のみ)無念をみのりではらそうと画策してたりして。
ちょっと意外だった。
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