こないだ、適当にテレビをつけたらやってた映画がインパクトありすぎて、ここに書かないと!誰かに言わないとおれないので書いときます。 後半1時間?くらいから見たんで、それ以前になにがあったのかサッパリわからないんですけども・・・。 「兄との約束」というタイトル。(だったハズ) チャンネル合わせるなり若いヒゲの濃い男ふたりが、海辺で言い争ってるので、なにごとかなあ〜。とおもってみてましたら。なにやら二人は兄弟で、弟が言うには小さいときから兄さんはオレのことなんて見てなかった!無視してた!他の兄弟がうらやましかった!とか言うし、兄がいうにはパリでお前が出てった後オレはオマエが帰ってくると思って待ってたのに!って半泣きですよ。一体・・・? と思ってたら、弟がおそらく自分のアパートだと思われる部屋に帰ってくるシーンに変わって・・・なにやら、もう一人同年代の男が部屋にいるんですよ・・・。「ああ、ルームシェア?」とか思ってたら、友達?はドンドン服を脱ぎだして・・・「あわわ!!」と、思ったら風呂場に行くもんだから「な〜んだ!風呂ねv」と思うもつかの間。主人公(弟)が「兄さんが病気なんだ・・・」深刻な切り出しに風呂(ドア開けッパ)からTシャツ一枚(下半身丸出し)でもどってくる友達?・・・。「血液の病気なんだ・・・再発だから、今度は・・・」ますます深刻になる話の内容とは裏腹に、友達?は股間丸出しで正面で膝抱えて「血小板・・・?オレの友達が病気のとき・・・しらべたよ。血が止まらなくなるんだ。看護は?」とか二人とも、あのヒゲの濃い兄さんの入院について話あい、結局弟は兄の看病をするから・・・(今後あまり一緒にいられないみたいなこと?)と言うのでした。 言うなり、弟がズボン脱ぎだすし。 「ああああああ・・・・ホモダチ?」と思う私の期待と疑問に次のワンショットで応えてくれました。 素っ裸で上掛けもなく重なってましたよ二人。 でも、オイオイと思うのが。後ろから股間を押し付けるホモダチに弟が一言 「今日はしたくない」 オイイイイイイイイイィィ!!!!! (あえてツッコミどころが違うとか目をつぶってください) 掛け布団の一つもなく一糸まとわぬ姿でおもわせびりたっぷりに撮っておきながら「今日はしたくない」だとおおおお! 服着とけ!!!!! 裸族ですか?裸族なのか?っぽいよな。特にホモダチの方。 この弟がゲイだという設定がどのように生かされるのか・・・。ソレを見守るために映画を見ようと決めました。兄を「憧れてた・・・」という言葉とともに。 どうやら、兄は軽くカリスマだったようで、少年時代から今に至るまで、弟にとって超勝手な事ばっかり抜かすのに愛さずに入られない人だったことがじょじょに判明してゆきます。でも、だから憧れてたけど悔しくて距離をとってたようです。そんで兄の恋人?が出てきて病院で付き添ってるんですが恋人はワケありの女のようで兄は彼女を「友達」と他の人には言います。 いい加減彼女もそれが辛い。でも彼女も「病気が人を選んだりしないわ。でも、病気なんて彼らしすぎるわ!!」なんか夢みちゃってます。彼に。 でも、結局は戦線離脱。彼から去ってゆきます。弟は残ります。 両親。特に父親は弟に「オマエが病気になればよかったんだ!」とか言い出します。オイオイ思ってたら。兄貴の方は病気も人事みたいだ!心が強くなけりゃ病気はなおせん!とか言います。適材適所?いやいや、何ていいますか・・・兄の方を溺愛してたかも知れませんが、兄の欠点を父は分かってるし、弟の方が生きてくうえではまともだってのを分かってたんだなあ〜という事でしょうか。ドンドン解かれていく兄と自分の関係ですか? 兄にホモダチのことがバレますが、兄さんは「オマエのパートナーだからオレの見舞いに来た・・・違うか」寛容です。でも弟はかえって真剣に考えたのか「違うよ。パートナーじゃない。いいやつだけど・・・好奇心が強いだけさ」兄の重さが勝るのをヒシヒシと感じてゆくのでした。 薬事療法を取ることになり自宅療養へ移動。兄さんの家でしょうか・・・。海辺のきれいで良い家です。 浜辺で石のベンチに座り「墓はあそこに建ててくれ。名前とふたつの日付だけの・・・」「十分だよそれで」弟・・・ツッコミか?それは。 夢見がちな兄はさらに灰は海に流してくれ。とか言い出します。 死後の話をしたり湿っぽいですが、ツッコミどころ満載。 でも、このあたりで「ただ、泣くときは海に行け・・・涙がオレに届くように」とか言うせりふはステキだなあと思った。ただ・・・こんなときまでオレ様な要求をする兄貴が面白すぎます。 検査ですい臓?だかが悪いと判明。手術をすることに。 ツライ闘病生活に兄は弱って行きます。 よみがえる兄弟の絆。 いや〜・・・でも、来ましたよ。とうとう。 コレが無かったら、もんもんとしないよ・・・。 手術の用意だとかで、毛を剃ったりしますよね?でも、モンゴリアンな我々には剃るっても、下の毛が臍まで来てる人はそれは剃らなきゃなあ〜くらいの感覚ではないでしょうか?まあ・・・そんな、大げさなものを想像しないじゃないですか!! それがですよ!!「手術の用意をしますね〜」とか看護士さんが二人病室に来て「あ、ご家族の方がいても結構ですよ〜」とか言ってるから。何すんのかなあ〜?と思ってたら。おもむろにビニールシートをベットの兄の下にしいてくんですよ!!そして取り出したのはバリカン!!!! そして、兄のモジャモジャが首の下から足まで隙間なく続く驚き!! まさに驚愕。 すげえ毛・・・。ヒゲも濃いけど・・・。首と背中などに毛が無いのが不思議なくらいですよ。あんなに生えるならなんで顔から足の裏までみっしり生えてないわけ?黒武の驚愕を置いてバリカンはドンドン進みます。 「は〜い。左からね〜。バリカンって便利でしょ〜。」 ああ、そんなこんな言ってる間に兄の腋毛が剃られてしまった・・・!そして胸毛・・・ウワ・・・また広大な面積に見合う毛の量です。バリカンが進んだ後の毛の量。なんだかトリミングを見てるような気がしてきました。 大変ですよ。あの密林が今や禿山です。でも、バリカンどころの騒ぎじゃなかった・・・。看護士さんがいきなり兄の胸に白い泡をぶっ掛けるから何事が起こったのかと!!「クリームがけ!クリームがけなのか!!」叫ぶ黒武にも看護士さんは冷静です。「シェービングクリームよ〜」 でも、大変ですよ。「冷たい」とか兄言ってますよ! いい加減黒武も気がつきました。コレはエロスシ〜ンだと!! 部屋のベストポジションとしか思えないところから見つめる弟・・・。 もお、隠くしてるんだか置いてるんだか判んないほど、申し訳程度に置かれた股間の白い紙の頼りないこと頼りないこと。看護士さんはさすがプロ。的確かつスピーディーに剃り上げてくれました!!見えないように下の毛までね!!あ〜あ。雄雄しかった兄もツルツルです。 相当興奮したと思われる弟ですが、ツルツルになった兄の弱弱しさに、 手術への不安に夜の病院を徘徊です。「まだ居たのか」という兄の隣に腰掛けて告白です。 「オレが11で、兄さんが14の夏・・・」その頃から兄さんは仲間を引き連れてたようで、その他多数として弟は引っ付いてイタズラに加わってたのでした。ある日彼らは蜂の巣に石をぶつけて遊ぶのですが、「ハチは何年も静かにしてたのに、あの日、大群で襲い掛かってきた。」「そしたら兄さんはオレをヒョイと抱え上げて走った」「そのまま家まで走って・・・その間、兄さんはずっと大笑いし続けてた」「あのときほど、兄のありがたさが身にしみたことは無い」「聞いてる?寝たのか・・・」 いい話です。ハチの巣でなんか遊ぶなよ。というツッコミはともかくとしても。間違いなく兄さんは弟にとって兄でした。暗い病室で語られるシーンなのに心は真夏の眩しきあの日です。兄弟の絆は確かにあの日に存在してた!! 兄の手術の日、弟はゲイ友と別れ。麻酔からさめた兄に報告です。 その後海辺の家へ戻りますが。兄は居なくなります。 そして海へ消えました。 フランス映画らしくラスト非常に曖昧で、全編説明くさいところがないので全部みても何のことやらかもしれないが、兄との確執も自分の性癖も悶々とした暗い部類の兄へのコンプレックスと思ってたのに、皆が憧れた兄の魅力の多くが弟の幼い独占欲を裏切ったのに、確かに存在してたのは憧憬だったと。ギリギリでヤバイ設定なのにサスペンスにはならないフランス映画ならでは?いや・・・・フランス映画のなんたるかも知りませんが。 全部みると違う感じなのかなあ〜・・・。
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