ウィーンに来て三日目。いやなことに、日づけが変わってすぐあたりに目がさめてしまった・・・・。しくった〜。嫌だよもう、真っ暗だよ畜生。 もう一度寝よう。寝たんだけど又起きたのは四時ごろ・・・変な時差ぼけの仕方をしてしまったよ。 今日は遠出の日だv電車のたびなんて「世界の車窓から」みたいで素敵だわ。 え〜となんて駅だっけ?あれ・・・。やたら近代的な普通の駅から電車に乗る。銀が駅員さんに確認してたよ・・・席とか行き先とか〜。凄いなあ。 電車の席は思ったより快適。外の景色も素敵。何か鹿とかもいた。食べるんだろうか?何の目的で飼われているのかは不明小さくて可愛い。 どの村も教会見たいのがあってスゴイ。教会はどれもスゴイ。恐ろしい。 建物はどれも珍しくて面白かった。おもちゃみたいな家で素敵さ〜。しばらく乗ってると、何もなくなった。やたら広い。 クレムスに到着。銀が帰りの電車と次に行くデュルンシュタイン行きの時刻表を調べている。米角友黒は何の助けにもならないためボンヤリ待つ。山吹は助けになるらしい。立派だ。銀を助けにいった。流石四月から社会人。無職とは一味もふた味も違う。 クレムスは可愛い町だった〜。町自体は割合と小さいのだけど、どの建物を見ても可愛い。写真を取り巻くってフィルムを使いすぎる。町の中心にある教会と丘の上にある教会がスンバらしい。でも、町外れにある塔の方が有名らしくガイドブックもその写真が載っている。クレムスで歌った歌は「おそ松君」のうた・・・。 「う〜ちのとおちゃんは、サラリーマ〜ン。満員電車が我が人生〜」山吹には通じた嬉しい。昼食をどうしようかという話になるが、デュルンシュタインでいいのでは?となる・・・。しかし、その判断は賢明だったのかどうだったのか・・・? デュルンシュタインに到着。くるまでにブドウの苗木を山ほど見る。山の斜面など見渡す限りブドウ。しかし、冬のため枯れ木のごとく縮んでた。寂しい景色だ・・・。夏にやはりくるものらしい。シェ―ンブルンに続いて実感する。 駅は無人駅だった・・・。もしかしなくても夏には人がいるのかもしれない。 駅は小さいけど反ってヨーロッパの田舎なんだなあ〜と感慨深い。 しかも、イギリスのリチャードとかいう王様が幽閉されてた今や廃墟と化した古城が丘の上にたっているのが見える。素晴らしい。 町自体もヨーロッパの古い町そのままといった感じの城壁に囲まれていてやや興奮。ドナウの流れも美しい。広い河でどんぶらどんぶらと言った感じの流れようだ。ドイツ語で「ドキドキ」が「ドドムドドム」ならば「どんぶらどんぶら」はなんていうだろうとか・・・。とか考える。 昼食を取った店の親父が異常なデカサだった。オヤジもデカけりゃ茶碗もでかい。紅茶を頼むが出てきた茶碗がどんぶりの如くでかかった。私達小人にはどんぶりでもオヤジにはジャストサイズなんだろう。料理は魚のムニエル?見たいな感じ。白身でうまい。付け合せは例の如くジャガイモ。 心なしか皿もフォークもナイフもでかかった。 昼食後は川原に出てはしゃぐ。はしゃぐだけはしゃいだ・・・。むしろ私はやりすぎた間が否定できない。きっとみんなの中で私はピエロに固まったに違いない。やりすぎた・・・。 丘の上には登らない。寒いのがいけなかった・・・。今はやや登ってみたかったかんがある。やはり一寸でもやりたい事はやったほうがいい。でも、昨日の分離派(むしろクリムトのほうが分かっていただけるだろう・・・)の事もあり微妙でいいづらいのもあった・・・。 帰りの電車は爆笑特急もいいとこだった。米に拍手。よねやんは悪女についての研究を披露してくれた。「よくねだる」のが悪女らしい。これからの米の悪女路線が決定。 ウィーンに帰ってきた。夕飯までには間があるので「ザッハー」でザッハートルテを食べる。思ってたとおりの味だが確かにうまい。大きさのわりにぺろりと食べれた。生演奏もいい。ピアノのおじさんありがとう。通りに面したとこの席の人が皿が三階建てになったセットを頼んでた。いわゆるハイティーって奴だ。いろんなお菓子が載っていてうらやましかった。 駄馬駄馬だ〜。銀はクリームを半分残す。角はケーキに飽きて友金に四分の一ぐらいよこす。米はザッハーと気がついてなかったらしい。 ここは、クロークもあるし、トイレも綺麗で高級って感じがしたよとても。でも、やや騒がしいかな。観光客なれしてる感じ。ウェイトレスも微妙。客層も微妙。 (後日みにいったデーメルの方が雰囲気はよさそうだった。) 夕飯はスーパーで買出し。ホテルで晩餐を相成った。 山吹はやや酔っていた。銀は米に「お客さんこういうのは始めて?どんぺり三本!」とか言われてた。銀の恐慌具合が面白い。 今日で山とはお別れ!日本での再会を楽しみにするよ。明日は銀と二人きりなんだねうらやまし〜。電車の中から見た変わった形したごみ収集所だかにいくんだろ?いいなあ〜なんて思いながら見送る。 私達は明日どうにかこうにかなるといいけれど〜と思いながら解散。 黒武は風呂にも入らず顔を洗って眠りこける。この日だっけ?角と友金の部屋が入れ替わったのは・・・。全然気がつかなかったよ。でも、思ったんだこれまた夜明け前・・・隣の寝息が違うなあ〜。って、まあ確かめなかったんだけども。風呂に入って出てきたら。ベッドに友金がいたよ。でも驚かなかった・・・あ〜どおりで・・・って感じ? 「あしたのジョー」 ジョーは他人のボクシングクラブに始めてやってきて大勢の前にもかかわらず「女がいるわけでもないし」とか言いながら着替えをやってのけました。最高です!ストリップ(違う)をやってのけるその性格最高だ!!見られて恥ずかしいものがあるなんて考えは彼には無いらしいです。 それにしても家の近くのツタヤはなめてます。「巨人の星」は全巻コンプリートしてあるのに、「あしたのジョー」がありません!! 「はじめの一歩」があるのに、「あしたのジョー」がありません!! 何事ですか〜!!ジョーの何処がいけないんだよお!!
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