は〜い!NHK大河ドラマ「新撰組!」が始まりましたよ。いやあ、腹が痛くてちょっとピンチだったんですが見れました。 一話おわってまず・・・「え?もう終り?」でした。いやあ、もし時代の波に何らかの形でもいいから乗りたければ、どんな分野でもいいからその時代の最先端の人間や場所に会って行ってふれあえって話でしたね。そういった場所には次代の最先端たる人物が集まるってロマンをやってました〜。 なにか、京都での新撰組の不てい浪士退治から始まって、いきなり十年前の回想へ〜。しかし、回想の始まりが、いきなり土方の女の始末をつける近藤からはじまるのには笑えるやらなにやら。どうやら女は結婚を前提にお付き合いしているものと思ってたのに、土方はそんな事思ってなかった。それをなぜか近藤が申し訳ないがお引き取りくださいと女に言い聞かせていたんですよ。女性はひきさがってくれることになったんですが、最後に一つだけと近藤に頼んだ事が「一発殴らせて」でしたよ。「直ぐに呼んできましょう」と席を立とうとすると、土方じゃなくて近藤を殴らせろッて話・・・「あんな綺麗な顔殴れない」女の理屈がわからない・・・。八つ当たりをされた近藤はそれでも、さして土方に当たり返さないところがとってもいい人でした。しかし、この土方のダメぶりは笑えるぐらいダメでいいです。「勝ちゃん」と近藤を呼ぶあたりもいい。近藤の勇と「しらみ」みたいでかっこ悪いと言い張る土方がもうどうしょうもない奴でいい。 このあと、蕎麦屋であった桂小五郎にそばの代金を出されてしまい、返す返さないでもめる。土方は真っ先に殴ってくると席を立つのに、一回とめてからやっとこさ事に思い至るのか慎重なのかワンテンポ遅れて動き出す近藤が可愛い。で、桂と言い争ってるところに坂本竜馬が現われて仲裁するんですが、その間に桂はスタコラサッサといなくなるのだった〜さすが逃げの小五郎です。なにか、桂の悪い奴じゃなくて面倒見が良くて頭がいいんだけど、なにかイヤミに取れなくもない変なところがある人物として書かれてる所は良いと思いました。桂の変さは大事だと思うんですよ〜前半の京都編でも新撰組に料亭にいるところを襲われるんですが、他の浪士が逃げ惑うあいだにまんまと恋人に助けられて逃げおおせて隠れるんですが、その隠れ方が床の間の上に乗ると左へガ〜っと横移動して壁の中に隠れられるカラクリなあたり・・・なにか桂が変なのはそれを平然と使ってるあたりだ。このシーン三谷だな〜と思う。「竜馬におまかせ」を思い出しますよ・・・。今週のびっくりドッキリメカでした。 坂本竜馬。「○○にゃあ〜」としゃべる坂本はなにか厳ついのにネコ語をつかってるような妙な可愛さが・・・。いや、土佐弁なんでしょうがね。なにか、いつになく気さくで面白人間でした。でも、平和主義なんかね。「双方の気が納まるならいくらでも」努力を惜しまないみたいですよ? まあ、桂・坂本にであった近藤・土方は浦賀沖に停泊中のペリーの乗る黒船を見に行く事になるんですねえ。佐久間象山っつー学者見聞に人足という名目でつれてってもらうんですな。この佐久間象山、よくしらんが幕末もの見てるとやたらと出てくるエラ〜イ人なんですって。ペリーも思わず頭を下げちゃったほど見た目からシテ立派だったとか。佐久間象山は「見た事のないものは見たいです」という近藤のことばに連れて行くことを許してくれるんですが。名乗ろうとした近藤に「いや、名乗らなくていい二度と会わない顔だ」っていうんですよ・・・。これかなりキツイ言葉だよね・・・。しょげちゃうよ〜。なにか、意地でも名前を教え込んでやろうって気になるよね。名乗らせない代わりに佐久間象山は近藤に「鬼瓦」土方に「木綿豆腐」ってあだ名をつけるのでした。なにかもう、某拝みや妖怪小説の四角い刑事を両方とも連想させるあだ名ですが考えてみれば全く正反対とも言えるものだなあと、おもったり・・・。土方はこの一話のなかで何回も「勝っちゃんはまっすぐだなあ」といっとりますが、この「新撰組!」でも近藤像はこの路線なんでしょうね、まっすぐで健気。是基本って感じでしょうか・・・。ちょいとひねくれたところがある土方にはそれが一番近藤に惹かれる理由ってところか。私、なんだかんだいってやはり土方は近藤が大好きだったんだと思うんで(利用してたとかいうのは頂けないなあ〜)金魚の糞の如く近藤についてまわってた一話の土方はそれでもいいと思わせてくれます。彼自身は目から鼻へ抜けるような利発さをもってひねてるは、喧嘩っ早いはなんですが、近藤にはついて回る。 黒船を見た近藤は黒船に乗り込もうとするんですが、乗った釣り船は底に穴があいてて土方と大慌てするのでした〜。其の時、佐久間・桂・坂本は高い崖の上に登っていて黒船を見ながら、坂本は「あれに乗ってみたい!」と言い。桂は「暗澹たる気持ち」と言うのを佐久間が人によって見方が違うといい。そのことから日本は二つに分かれるだろう「外国を受け入れるもの」「日本という殻にとじこもり拒むもの」そして、佐久間・桂が歩むべきは「諸外国に触れ吸収し国力をつけその上で喧嘩を売る」それがほんとの攘夷であると、なにかもう歴史がどうのというより、今後ドラマの展開がこの一話にあるということですね。近藤・土方は沈みかけた船にしがみつき、坂本は崖ぎりぎりのとこで黒船を眺め、佐久間・は望遠鏡で黒船を見、桂は暗澹たる気持ちで黒船を見る。なにかもう、すでに新撰組だめじゃん・・・。どれだけ沈没船の上でがんばれるか見ものですよ。 沈みかけた船に近藤はもう泳ぐ!というので二人はふんどし一丁になるんですが、黒船がそこで空砲を撃つんですね〜ワシントンの誕生日だとかなんだとかで祝砲だったんですが、其れに驚いた二人はびびって沈没船の上で抱き合うのでした。 ちょっとタイタニック・・・ほ、髣髴とさせる?・・・。うひょお〜ってかんじに驚く坂本も笑える。っていうか、いちいち坂本面白すぎ〜。 江口坂本はやはり激似合いでした!!なんだよもう。京都では総髪だけど、江戸ではちゃんと月代があるあたりいい感じでした。あと、着物のバランスが絶妙。薄汚いこげ茶の上下。袖は広く袴の幅は細め、腰が細いぜよ・・・。 野際陽子が近藤の義母なんですが、これがまたいじわる婆でねえ〜。毎回ってくらいこうだよな野際さん。この義母がいるから余計近藤が健気に見える。はっきりいって、義父の周斎は嫁っていうか妾を何回もかえたので近藤がいる間もかわっえる・・・そりゃ近藤もいじめられたろうけど、こんな義理のお母様にいじめられる展開は創作だよなあ〜やはり近藤健気計画だよ。 義父!!!田中邦衛だよ!!!もう、出てきた途端面白オ〜ラが!!「おれをばかにしてるのかよほお〜!」もう、大笑い。「北の国から」だよ!!これからこの近藤パパを見られるのかと思うと楽しみ〜。「よほお〜」しゃべり方面白すぎ。でも、流石だなあと思うのは道場での号令はしっかりしてるあたり。役者ですなあ〜でも、じゃあ、あの話し方は芸風? いやあ、長いばかりであまり面白い事かけないのが申し訳ない。どう書いたらいいのか解らんよ〜。
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