Dance日記帳
モクジキノウヨクジツ


2006年06月22日(木) 疲労困憊

現在時刻、23日、午前6時半。

先ずは、全日本蹴球代表の皆様、応援の皆様、大変お疲れさまでした。
たった数分とは云え、ブラジルに先制点を貰っていられた或の時、本当に仕合わせでした。

どのような失敗であれ、失点であれ、其れは必ず次に繋がる、糧になると信じています。物事は結果だけではなく過程も全て引っ括めて、無意味なことはないのだと思う。例え、其の結果が悪いものであったとしても、其処から学ぶものや、其処から生まれるものは無限だと思う。
失敗を恐れ、その場に佇み、先に歩みを進めなければ、結局は昨日と変わらぬ自分が在るだけ。
此の痛みを忘れず、4年後に更なる成長を遂げた日本代表になってくれるように。

私のNAKATA Tシャツは4年後まで、また箪笥に保管しておくとしよう。3回とも頑張ったね。有難う。

***

疲労困憊の一日。
とは云え、収穫もあり。

午前より祖母を車で迎えに行き、家族の会食のため虎ノ門へ。
懐石料理は目も舌も歓ばせてくれるので好き。
午後のお茶で、本当に久しぶりにレモンパイなどを食す。
子供の頃は、チョコレートやらクリームたっぷりのもののほうが魅力で、あっさりしたものについては興味がなかったのだが、こうして大人になってから食べてみると過去の記憶を覆すほどの美味しさ。
ちょっとハマりそうで恐い。

祖母を送って下谷へ。
ついでに祖母が箪笥をひらいて、着なくなった着物をたんまりと譲ってくれる。従姉妹がたくさんいると云うのに、着物を嗜むのは私ひとり。
同行した母も、一緒になって次々出てくる絶品の着物に大はしゃぎ。
大島や紬や、私が欲していた単の博多帯や夏帯、さてはいにしえの夏羽織まで。
祖母の着物は上等なものばかりで普段には勿体無くて着られないが、「着物は着られる美術品」とばかりに、着用しないまでも箪笥に入れておくだけで心豊になりそうだ。
そうこうしていると、箪笥の奥底から「帷子」が。
しかも徳永の家紋のあるもの。曾祖父が亡くなった時に祖母が形見分けで貰ったものだそうだ。「持っていくか?」と聞かれたが、そんな歴史あるものを引受けるのは恐れ多い。眺めるにとどめておく。

自宅に戻り、戴いた着物たちを落ち着かせてから、トレーニングへ。
このところトレーニングの終わりに30分ほど泳ぐようにしているのだが、ダンスで使う体力と泳ぐ時に使うものとでは全く違うもののようで、100メートルも水中移動すれば再起不能なほどに疲れ果てる。
学生時代に100メートル個人メドレーを2分30秒きったのは夢だったのだろうか?息継ぎの度に溺れかける自分が情けない。

今日は、これから少し休んで夕方からの稽古にひかえよう。


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