Dance日記帳
モクジキノウヨクジツ


2006年06月15日(木) 互譲生活

毎日、たった3回だけ、ひとに譲る。

エレベーターに乗る時の順番。
コンビニの出入り口。
駅の改札。

此れを普通にするようになって、何れ程、毎日の生活が楽しくなったか。

ほんの僅かな行動だが、誰の為ではない、自分の為に楽しんでいる。
如何にわざとらしくなく、スマートに他人に何かを譲るか。
気付かれないように譲ってみると、意外や人は大変敏感で、密かに譲ったとしても必ずと言っていいほどわかってくれる。そして、譲ってもらうことに慣れぬ人ほど柔らかい笑顔を見せてくれる。
勝利宣言をするかのように、堂々と譲ってしまっては、この柔らかい笑顔を見ることはできない。本当に、そっと、さり気なく譲るのがいいのだ。

自分がされて嬉しく思うことは、基本的に誰もが同じく嬉しく思うものだ。
自分が譲られて嬉しく思うのならば、人に譲ればいい。
非常に簡単な方程式。

例え譲った相手に感謝されなかったとしても、其れは気にするべきではない。譲ることは「自己満足」だから。譲った自分が気持ち良ければいいだけのこと。

憂鬱な梅雨の季節。
そんな時こそ、ほんの少しだけ爽やかに過ごせればと思う。


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