Dance日記帳
モクジ|キノウ|ヨクジツ
毎日、たった3回だけ、ひとに譲る。
エレベーターに乗る時の順番。 コンビニの出入り口。 駅の改札。
此れを普通にするようになって、何れ程、毎日の生活が楽しくなったか。
ほんの僅かな行動だが、誰の為ではない、自分の為に楽しんでいる。 如何にわざとらしくなく、スマートに他人に何かを譲るか。 気付かれないように譲ってみると、意外や人は大変敏感で、密かに譲ったとしても必ずと言っていいほどわかってくれる。そして、譲ってもらうことに慣れぬ人ほど柔らかい笑顔を見せてくれる。 勝利宣言をするかのように、堂々と譲ってしまっては、この柔らかい笑顔を見ることはできない。本当に、そっと、さり気なく譲るのがいいのだ。
自分がされて嬉しく思うことは、基本的に誰もが同じく嬉しく思うものだ。 自分が譲られて嬉しく思うのならば、人に譲ればいい。 非常に簡単な方程式。
例え譲った相手に感謝されなかったとしても、其れは気にするべきではない。譲ることは「自己満足」だから。譲った自分が気持ち良ければいいだけのこと。
憂鬱な梅雨の季節。 そんな時こそ、ほんの少しだけ爽やかに過ごせればと思う。
|