4254.0516の日記

2002年07月01日(月) 陽性健忘。


 昨日目覚めた時1番に思ったことは、「嫌なことも一晩寝りゃ忘れる」ということ。
 それはもちろん嫌なことがあったからなんだけど。
 昔よりは嫌な感じを引きずらないでいられた。
 こういう時は寝るに限る!
 そして、忘れるに限る!!

 ここのところの私は相当調子が悪い。
 毎年6月は、季節の変わり目と相まって、調子が良くないのだけれど、今年も例年に
 違わず鬱々と毎日を過ごしています。

 そんな私をささやかに(私への影響力という点で)支え続けてくれたW杯も終了。
 W杯があったおかげで、最悪のところまで落ちるのを食い止めてくれた。
 W杯がなければ、もっと凄いところまで行っていたことでしょう…。
 あー、そんなことを想像するのも恐ろしい…。

 こういうイベントがあると、私の中の”男”が無性に疼いて、”男”に憧れずに
 いられない。
 「男に生まれたかったなー。」と懲りもせず思ってしまう。
 やはり男の人は”出産”という偉大なる業に携われなかった代わりに、このような
 桧舞台を与えられるのであろうか。
 私は子どもを産み出すことはできるけれども、返す返す羨ましい。

 World Cupを手にした瞬間のRonaldoの少年のような顔、水を浴びながら横目で
 視線を送るkahnの表情…男でなければ演出できない世界だわー。
 あー、こういうのが○○○○の仕業だというのね。
 しょうがない…わかってるさ。

 日本中が思っているのかもしれないけれど、”ホントに終わってしまったんだな〜。”
 って脱力しちゃうよね。
 元々日韓共催は、過去50年に渡って自体が進展しなかった日韓関係に対してサッカーが
 何かのきっかけになればという思いから出発したものだということ。
 こうして終わってみて、その影響力を国のトップが実感せざるを得ない事態に発展し、
 日韓関係は文字通り好転を目指す方向へと向かいそうだとのこと。

 サッカーという1つのボールをめぐる祭典が、国をも動かす力があるということは、
 今はまだ小さい芽でしかない私に大きな勇気を与えてくれた。
 きっとそれ自体に携わっている人は、そんなことを思いもせずただ一心にボールを
 追いかけようという思いだったのかもしれないけれど、知らないうちに大きな力を
 生み出すこともあるんだ。

 何かを一心に追い続けること…それが大事なこと。

 この週末それを実感させられた。

 本調子ではない今日この頃だけど、少しずつ、時には嫌だと思う時もありながら
 やっていってもいいよね…!?
 そうすればその先に何か波がやってくるかもしれない…。


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