4254.0516の日記

2002年06月18日(火) 躍動。

 ■ボランティア。(午前の部。)

 先日書いた日記がなぜか途中で強制終了されてしまい、読み返してみたらかなり
 良き文章だったので返す返す残念。
 テンション高い文面だったので、書き直してみようかとも思ったけれど無理だと
 判断したため。
 今日の日記の中でそのネタも回想できれば…。

 今日はW杯、日本戦の決勝トーナメント初戦!!!
 午前中から働いていた私は、いつものように160分テープで録画準備をして出かけました。
 リアルタイムには学校の学食で、総勢100人ぐらいの若者と一緒に観戦。
 常々”集団で観戦”したいと希望してたので、ようやく夢叶いました。

 しかも結構みんな本格的で、フェイスペイント(…だっけ!?)してたり、ユニフォーム
 着用、タオル持参だったりして…こうして日本中の国民が代表を応援してたんだと
 思うだけで、いつも1人ヒッソリ見ていた私は込み上げるものがありました。
 ちゃんと応援の指揮を取ってくれる人もいたりして、プレーの一挙手一投足に一喜一憂。
 小さなTV画面の前に集まってたから、ほとんど誰がボールに触れてるのかも
 わからないくらいだったけど、緑色の芝に映える白いボールの動きを見つめ続け
 ました。
 これまでのどの試合よりもアッという間に感じて…最後は残念な気持ちを共有しながら
 みんなそれぞれの場所に散っていきました。
 (ちなみに私もその後キッチリ授業に参加いたしました…発表者じゃなきゃ休んでた
 けど。)

 試合の結果や内容、その他言いたい事は色々あるけれど、でもでもW杯が日本で
 開催(韓国と共催)してくれたことに本当に感謝した1日でした。
 そして幸せを大いに感じた。
 理由はわからないし、サッカーにそれほどの愛着がある人ばかりではないけれど、
 この心の躍動感とかどうしようもなく地に足がついてる感じって何にも例え難い
 Feeling。
 『力が湧く』という感覚に近いのかな…!?
 訳もなく自信がわいて、少し胸を張って顔を上げて生活できるようになった気がする。

 今日の負け方はちょっと悔しいもので、何となく後悔が残りそうな試合だったけれど、
 例え今日の試合結果は永遠に変わらないとしても、これからにいくらでも繋げて
 いける”過去”になると思う。
 そしていつか先にある未来のどの時点かで「あの試合があって良かった」って思える
 ように、そんな意味付けで今日の試合がこれからのサッカーに影響して欲しいと
 願うばかり。

 つい2日前(着々と時は過ぎるな)私は大変思い入れのある人を見送った。
 気がつけばいつも自分のそばにいて、別れることがあるなんて思いもしていなかった
 から、現実として受け入れるまでに数週間を要して、それでもまだグズってしまいたい
 衝動に駆られた。
 自分でも周りの人もその人の何に対してそこまで思い入れがあったのかもわからずに、
 どうしようもない感情のわだかまりに翻弄されていた。

 今さら別れを悲しむことなんて許されないような気もしていた。
 だから、最後の最後まで言葉をかけることをためらった。

 私は後悔したくなかったから、自分の正直な気持ちを何とか伝えようと思って、
 見送りに花を贈ることにした。
 自分の気持ち以上に大袈裟なものにならないように、花を通じて偽善にならない
 ようにと慎重に選んだ。
 これから先のその人の人生に明るい光が降り注ぐようにとの願いを込めた向日葵。

 最後私たちの会話は5分もなかったかもしれない。
 見送りの人に囲まれる中で、どうしても近づけず、その場を立ち去ろうとした瞬間の
 ホンのひと時。
 でもそれが私たちの今までを象徴していたようで、今となってはとても満足しているし、
 一生忘れられない重みを帯びてくると思う。
 私がそうしたかった意味が伝わってくれたようで、その人がそうやって理解しようと
 してくれたようでとてもよかった。

 別れがあって、W杯の心の躍動を感じて…日々色々あるけれどここのところの私は
 ”生”に対する新たな目覚めを受けて行動できているような気がする。
 ”命はここにあるんだ〜!”ってハッキリと指し示せるくらい、自分の中でとても
 明確な存在感を感じている。
 勿論マイペースさは崩さずに、自分から自然に湧き出してくるものを大切に生きる。

 うん…だから明日もまた同じように頑張る!!!

 ♪BGM/「DEEP RIVER」 宇多田ヒカル
 ↑最高!またまたイカしてるゼイ♪


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