2008年06月14日(土) |
MIAUのアンケートの結果が公表される |
■MIAUのアンケートの結果が公表される 先日書いた、「ダビング10と私的録音録画補償金に関するアンケート」の 結果が公表された。(*1)
結構、案の定と言えるような結果が出てると感じた。これら一般消費者の 意見を、権利者たちが耳に入れるかどうか甚だ疑問ではあるが。 (基本、権利者の言うことは信用に値しないし。一方、ここ数年は製品製造者も 消費者の視点が大きく欠落しているが。)
ちょっと引用してみると、
携帯オーディオプレーヤーへの課金に反対する理由は「購入したCDやダウンロードした楽曲を聞いているから、権利者の被害はない」(54.4%)
HDDレコーダーへの課金に反対する理由は「地上放送は広告モデルの無料放送で、放送時点で収支はクリアされているから、いくら録画されても著作権者には経済的な打撃は少ないはず」(30.9%)
このへんは、権利者たちに屈せず正しい理解をしている消費者の割合が 一番多くて、少しホッとした。
そして一番注目するのは、「権利者側がダビング10を始める前提として、 HDDレコーダーへの補償金課金が必要だと主張している点」についての答え。
権利者がダビング10を人質にして(*2)いるのは卑怯で悪辣だと思う自分は、 もちろん「そもそもHDDレコーダーは購入しない」と答えたが、 同じ回答をした割合が 68.9% というのは予想以上に多いと思った。
この結果が一般消費者の消費動向にそのまま当てはまるなら、コピーワンスや ダビング10を施行する(し続ける)と対象製品の消費が大きく落ち込むことが 目に見えているが、それでも補償金の多重取りは金蔓だからと何も考えていない のだろうか。
(*1)http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0806/13/news063.html (*2)http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/29/news114.html
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